資源エネルギー庁長官賞
導入事例の部
山形風力発電所
株式会社 山形風力発電研究所
株式会社 広放社

 山形風力発電所は風力発電における“投資と効率の採算性”という普及レベルでのデータ・情報を開示することによって、風力発電の認知拡大に努めるとともに風力発電の実用性を証明し、風力発電事業者の拡大を図ることを目的とした研究施設である。
 日本で初めて、民間出資の株式会社による運営という観点からのコスト削減とともに、問題点も含め研究成果を明らかにし、今後の風力発電の推進を支援する施設として位置づけている。また、地方自治体の積極的な取り組みとの連携と視察会の実施、マスコミを通じた広報活動によって、風力発電の啓発・普及に貢献する導入事例である。
▼活動内容と効果
「実際の施設によって実績を作り、生きたデータとして広く公開することによって、風力発電の実用性を証明し、認知の拡大と導入促進に結びつける」というコンセプトのもと、数々の活動が行われている。中でも、特筆すべき活動として以下が挙げられる。
  • 風力発電事業の採算性の実証
    会社経営という視点からコストの軽減に努め、1kW当たりの建設単価を25万円、1kW/hあたりの発電コスト9〜12円を実現した。また、比較的に低風速・民家に近い立地による風力発電の実施で、日本各地での実用に対する一つのひな形を示した。
  • 地域自治体及び地域住民のコンセンサス
    地域自治体との情報交換により、地域計画との整合性を高めるとともに、地域住民に対して生活意識・影響についてのアンケートを実施し、風力発電に対する理解や共感の醸成を目指した草の根的活動を行っている。
  • 積極的な広報活動
    地域自治体と連携し、視察会の受け入れ、施設パンフレットの配布とともに、情報の浸透拡大や潜在層の掘り起こしを目指して、マスコミを通じた積極的な情報発信活動を行っている。そういった活動から、自治体の風力発電の具体的導入策として「民間会社の誘致」という新たな選択肢も生まれてきている。
発電所

実績


施設概要
メーカー MICON社(デンマーク)
形  式 M750−400/100kW
台  数 2基
出  力 400kW
電  圧 交流480V
周波数 50Hz
翼直径 31.4m
翼枚数 3枚
翼回転数 35.7/23.8rpm
地図
 

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