財団法人新エネルギー財団会長賞 導入事例の部
次亜製造装置用燃料電池
発電システム

東京都水道局
東京ガス株式会社

 東京都水道局では、安全性等の観点から、浄水の消毒剤として従来の液化塩素から次亜塩素酸ナトリウム(次亜)への転換を図っている。また、環境にやさしい水道づくりに向けて省エネ・省資源や新エネルギーの有効活用についても積極的に取り組んでいる。今回、三園浄水場に次亜塩素酸ナトリウム製造装置を設置するに当り、環境性、経済性、信頼性などの点から検討を行った結果、最適なシステムとして燃料電池を導入する事とした。本システムは直流電力および排熱を有効に利用できるため、エネルギー効率は極めて高く、また、一般的な直流電力需要への応用も可能であり、その適応分野は広い。

設置状況

特長
・燃料電池で発電する直流電力を直流のまま利用するため、エネルギーの利用効率が高い。
・直流・交流並列供給なので、常時定格運転が可能であると同時に最大限の排熱も得られる。
・排熱でスラリーを加温することにより、脱水効率を著しく向上させることができる。
効果
・受電設備の改造や契約電力を上げることなく、次亜製造装置を設置できる。
・コジェネとして燃料電池の排熱を有効利用することにより、CO2排出量を削減できる。
・コジェネの中でも燃料電池を採用することにより、NOxやSOxの排出量を大幅に削減できる。

システム図

仕様  出力電力: 直流約140kW(750A一定制御)
交流約60kW
(直流交流合計200kWまで)
排熱出力: 約800MJ(約60℃)
用途  直流電力: 次亜製造時の食塩水電気分解に利用
交流電力: 系統連系にて構内負荷に利用
排熱出力: 二次濃縮槽のスラリー加温に利用


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