財団法人新エネルギー財団会長賞 導入事例の部
アサヒビール吹田工場の
コージェネレーションを用いた省エネシステム

アサヒビール株式会社
ダイキンプラント株式会社

 本システムは、図1の通りである。ガスタービンコージェネレーションにより、発生した安価な高圧蒸気をスチームタービン駆動冷凍機によって動力回収し、低圧化した蒸気を熱源としてアンモニア吸収式冷凍機を駆動させることで、省電力と脱フロン対策を行うシステムである。アンモニア吸収式冷凍機は、冷媒にアンモニア、吸収剤に水を使用するシステムでフロンを使用せず、熱源として蒸気を使うことで、電力デマンド削減も可能となり、プロセス負荷のベース機として稼働することでシステム全体効率を最大にすることが可能となった。

特長
 ビール工場では、仕込工程で大量の蒸気を使用、一方麦汁冷却、発酵、貯酒、ろ過の工程で大量の冷却用冷凍電力を消費する。加熱、冷却の省エネルギーを画る方策として業界初のコージェネレーションの熱エネルギーをカスケード利用して省エネルギーと環境保全を達成するシステムである。

冷凍機 図1 システム図

システムを構築する機器 システム
ガスタービンコージェネレーション
4200kW(0℃)、単純解放サイクル
希薄予混合方式の採用で、従来同クラスの性能に比較して
Nox値で約50%改善、発電効率で2%~4%向上
スチームタービン冷凍機
入り口圧力1.6 出口圧力0.6MPa
190冷凍トン220kW動力回収
背圧タービン形
両軸モーターによるマルチ運転方式の採用を行い
背圧による調圧コントロールシステム
アンモニア吸入式冷凍機
500冷凍トン
入り口圧力0.6MPa、6400kg/H
ユニット形
ブライン出口温度による加熱蒸気コントロール方式
腐食対策として凝縮器はステンレスを使用

 

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