財団法人新エネルギー財団会長賞
導入事例の部 500kW級風力発電設備
北海道室蘭市祝津
風力発電システム

室蘭市 企画財政部企画振興課
 室蘭市は噴火湾に面した絵鞆半島に位置し、夏は東北東、冬は西北西の季節風が一定方向に吹く気象条件を有しています。この気象条件を活用し、本年6月13日開通した、室蘭港を跨ぐ全長1,380mの東日本最大のつり橋「白鳥大橋」を、地域のシンボルとして新たな景観を創り出すため、主塔のライトアップとメインケーブルのイルミネーションによる景観照明とともに、白鳥大橋の資料等を展示している白鳥大橋記念館の電源として、500kW級風力発電を導入しました。本年4月からの稼働後、8月までで約50万人の方々が訪れ、白鳥大橋記念館の風向風速・発電量の啓発表示盤を見て、新エネルギーのすばらしさを実感しています。


設備の特長
 この風力発電による余剰電力は北海道電力と系統連系されています。
 白鳥大橋開通と同時にライトアップ・イルミネーションの常時点灯が開始され、市民をはじめ多くの観光客に風力発電をPRするとともに、白鳥大橋記念館における風力発電状況表示装置により発電量を実際目で見ることで、新エネルギーの意義や普及啓発へ大きな役割を果たしています。


導入システム概要
風車形式-----水平軸プロペラ式可変翼型風車
定格出力-----490kW/150kW
定格風速-----12.1m/s
カットイン風速--3m/s
カットアウト風速-24m/s
タワー高さ----38m
ロータ直径----38m

白鳥大橋と500kW級風力発電機
白鳥大橋と500kW級風力発電機
 また、この風車のタワー製作は地元企業の技術で行われ、今後はブレードやナセルの組立等、風車本体についても地元企業で行う準備が進められており、室蘭市が目指す新エネルギー・環境関連産業都市への動きが出てきています。
 さらに、本年度、災害時に白鳥大橋記念館へ照明用の電力を供給するため、日本最大の1000kW級風力発電機と蓄電設備を、500kW級風力発電機に隣接して設置します。

ライトアップされた白鳥大橋  ライトアップされた白鳥大橋

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