財団法人新エネルギー財団会長賞
導入事例の部 植物廃油を利用した
ディーゼル機関
コージェネレーションシステム

株式会社マンヨー食品
株式会社ニチレイ
株式会社新潟鐵工所

 マンヨー食品は、日本で最大級の天ぷら製造工場で、植物廃油を30〜50t/月程度発生しています。本コージェネレーションシステムは、現在、産業廃棄物として排出されているこの植物廃油(てんぷら等の廃油)を燃料としたディーゼル機関コージェネレーションシステムです。平成9年10月に運転開始後、本システムは、順調に運転を継続しています。500kW級の植物廃油利用ディーゼル機関の実用化・導入事例の報告はなく、日本では初めての導入です。その実用性・経済性が社会に実証・評価され、「エネルギーの創出」と「産業廃棄物の一つの解決方法」として、社会へ提案・発展できるものと考えています。


設備の特長
 本コージェネレーションシステムは、ディーゼル機関、発電機及び温水回収熱交換器から構成されており、次の特徴があります。
  1. 植物廃油焚き可能なディーゼル機関を開発・採用しています。
  2. 発生する電力は、商用電力系統と連系し、工場電力需要の約50%を賄っています。一方、回収された温水は、冷凍装置のデフロスト(霜取り)に利用しています。
  3. 工場から排出する植物廃油を化学処理することなく、植物廃油とA重油を70:30の比率で混合したブレンド油として利用しています。
  4. 燃料中の不純物の除去に対して、特別な清浄装置を燃料系統に設置しています。
  5. 排ガス中の窒素酸化物(NOX)は、規制値950ppmを大幅に下回り、排気色は、無色に近く良好です。
システム外観図
システム外観図

システム系統図
システム系統図

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