資源エネルギー財団会長賞
新エネルギー機器の部北九州市水道局
環境調和型太陽光発電システム
紫川太陽光発電

北九州市水道局

水道用ろ過池の水面上に発電容量150kWの大規模太陽電池を設置し、発電電力は浄水場のポンプ等の電力として使用、災害時には12万世帯に飲料水を供給する電源となります。このシステムの導入に伴い、電力会社との受電契約を変更して、電力料を大幅に軽減しました。太陽光発電を水道ろ過池の動力としてのみならず、災害時対応、電力費の節減などに活用した工夫、市民への啓発効果などが評価されました。

機器・システム・設備等の特長

●藻類の発生防止
緩速ろ過池(生物ろ過膜式)における直射日光による藻類の異常発生を、太陽電池アレイ(太陽電池モジュールを架台組したもの)で遮光して防止します。
防災拠点
広域災害が発生した場合に、隣接する葛牧浄水場と併せて約2,000名の住民の避難場所として活用するとともに、防災対応型エネルギー供給源として、夜間照明や情報装置(テレビ、ラジオ等)へ電源供給を行います。
災害時の給水
昼間の発生電力で河川水をろ過池に揚水、1日1,200m3を造水し、災害時には地域住民12万戸分(1戸当たり10リットル使用)の飲料水を確保します。
電気料金の節減
設備の導入に合わせて、昼間の電力使用を調節し電力平準化に協力することで、電力会社との受電契約を大幅な割安料金となる時間帯調整契約に変更。この契約変更と発生電力による電力使用料の節減により投資費用を約12年間で回収することができます。
概要
太陽電池容量 150kW
電力の用途 場内動力用、防災用電源
システム形式 系統連系システム(逆潮流なし)
太陽電池アレイ 種 類 多結晶シリコン型
電池面積 1,289m2(モジュール:1,050枚)
傾 斜 角 10度
年間予定発電量 168,000kWh
蓄電池 形 式 陰極吸収式シール形(MSE形)
容 量 100Ah(6VX48セル)
インバータ 容 量 10kWX13台、20kWX1台
九州電力
(購入電力)
種 別 時間帯別調整契約
ピーク電力 500kW(夏季13時から16時)
常時電力 830kW


太陽電池アレイ

ろ過池と太陽電池



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