財団法人 大阪府水道サービス公社
村野浄水場におけるコージェネレーションシステム
財団法人 大阪府水道サービス公社

受賞のポイント
国内最大級の給水能力を有する大阪府村野浄水場に導入された熱電可変型ガスタービンコージェネレーションです。ガスタービンの排熱は浄水場の汚泥乾燥に使用され、汚泥の運搬処理量の減量化に利用されています。コージェネレーションシステムを汚泥乾燥に使用した先進性と、電力、燃料、汚泥運搬費等の大きな節減による高い経済性が評価されました。

機器・システム・設備等の特長

災害等における停電時の
電源確保と経済性の両立
大阪府営水道は、府内の41市町村に対し浄水を供給しており、日量233万m3の給水能力を持っています。村野浄水場はその中でも日量180万m3の給水能力を持ち、今回の発電システムにより、災害等の停電時でも約50万m3給水を行なう事が可能になります。また、通常の非常用発電機とは異なり、常用の発電を行なっている為、電気料金の削減と排熱利用による汚泥処分費用の削減が行なえ、経済的にも高いメリットがあります。

省エネ性・環境性
ガスタービン発電機の排熱(蒸気)を産業廃棄物である浄水汚泥(河川の泥)の乾燥に利用することで汚泥の減量・減容を行ない、排出する汚泥量を30〜40%減らしていきます。また、排熱が余る時には、その熱(蒸気)を利用してさらなる発電を行なうシステムになっており、排熱を十分に利用できる省エネシステムです。

新しい事業形態
今回導入を行なったガスコージェネレーションシステムは、大阪府水道部の施設である村野浄水場に設置され、その浄水処理過程の一部として機能していますが、その導入(資金調達・建設・運営)は(財)大阪府水道サービス公社が行なっており、事業として村野浄水場に電力と熱の供給を行なっています。
 
  ●乾燥機・ガスタービン設備

●システムフロー図(概略)
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新エネルギー財団会長賞 導入事例の部 財団法人 大阪府水道サービス公社