なぜ新エネルギー?化石燃料に限りがある
地下にあるエネルギー資源の量を正確に把握することは大変難しいことです。しかし、このまま進めばどうなるか、ある程度のことは分かっています。エネルギー資源は有限なため、いずれ利用できなくなるのです。また仮に技術の進歩等により、新たな資源が採掘可能になったとしても、使えるエネルギー資源の量は極端に増えることはないと考えられています。エネルギー資源は、あくまでも「有限」なのです。
化石燃料である石油、石炭、天然ガス等の資源は地殻の薄い層に埋蔵されていますが、現在の技術で採掘可能な量には限りがあります。石油は約41年、天然ガスは約67年、比較的量の多い石炭でもあと約164年しかもたないと予測されています。
世界の主要国でエネルギーを輸出しているのはイギリスなどで、ほとんどの国は輸入に頼っています。しかし、ここで問題なのはエネルギーの自給率です。2003年度の統計では、日本の自給率はなんとわずか4%(原子力発電を含むと16%)で主要国では低いのです。
現在、日本のエネルギー構成比で約半分を占めているのが石油で、かつその約9割は中東地域に集中しています。エネルギー資源の安定供給を図るためには、依存地域の一極集中を避ける必要があります。
1973年(昭和48年)のある日、スーパーの店頭から突然トイレットペーパーが消えた。
第4次中東戦争の勃発により、産油国が一方的に原油価格の引上げや禁輸措置を発表したことによる、“オイルショック”が原因だ。残念ながら、石油に頼り切っていた日本のアキレス腱を突かれた事件ともいえる。こうしたことは再び起こらないことを願うが、2003年には原子力発電の停止による電力不足も大きな話題となった。また、ニューヨークでは大停電で交通機関が完全にマヒする等の出来事もあった。もしエネルギーがなくなったら、もし電力が不足したらと考えると恐ろしい話だ。
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