「定置用燃料電池実証研究」平成15年度 試験サイトの概要発表
2004年1月24日
財団法人新エネルギー財団

 財団法人新エネルギー財団(会長 山本幸助 東京都千代田区)は、平成 14年度に引き続き、経済産業省の固体高分子形燃料電池システム実証等研究費補助金を受け、「定置用燃料電池実証研究(注)」を実施しています。本年度は14年度継続事業(全13試験サイト、系統連系影響評価試験実施1サイト含む)に加えて新たに32試験サイト(同じく系統連系影響評価試験1サイト含む)を採択、燃料電池システムや試験条件の拡充を図り、昨年10月から順次1年間の運転試験を開始しています。各試験サイトの概要を別紙のとおり公表いたします。

なお、平成 14 年度に開始した 13 試験サイトの 1 年間の試験が終了したことを受け、来る 3 月 16 日(火)にその研究成果を報告する会をイイノホール(東京都千代田区)で開催する予定です。詳しい内容、参加方法等については改めて当財団のホームページで発表いたしますので、ご参照下さい。

(注)定置用燃料電池実証研究
燃料電池の住宅用システムではコージェネレーションによりエネルギーの総合利用効率を高められるため、二酸化炭素の排出量低減効果が期待でき、その普及により脱温暖化の社会づくりに貢献できます。また、 SOx、NOx等の大気汚染物質の排出削減効果も期待できます。しかし、固体高分子形燃料電池は新しい技術であることから、実使用条件における技術的課題を抽出するとともに、環境特性、エネルギー総合効率、安全性等に関する基準・標準に資するデータを取得する必要があります。

「定置用燃料電池実証研究」では、環境条件等の異なる複数の試験サイトに固体高分子形燃料電池コージェネレーションシステム(以下、 PEFC システム)を設置し、種々の実使用条件下で運転した場合の各種データを収集する「運転試験」や電力系統への影響評価データを収集する「系統連系影響評価試験」を実施しています。目的は、これらのデータの分析から獲得される知見を蓄積・共有化して、 様々な環境、使用条件のもとでの、実用機としての稼働状況の把握、課題の抽出にあります。具体的には、省エネルギー性・環境調和性の効果、課題等の明確化、経済性向上のための課題の明確化、系統連系技術の確立に向けた課題への対応、普及促進のための課題の明確化等を行っています。

平成 14 年 10 月より、まず 12 箇所の試験サイトで順次「運転試験」を開始しました。「運転試験」で使用された PEFC システムは、 NEF が㈱荏原製作所等の燃料電池メーカー 6 社から借上げ、 ( 社 ) 日本ガス協会等の 6 法人に提供し、各々の社宅・社員関係住宅・業務用施設等に設置して、 1 年間、所定のデータを取得しました。 PEFC システムの出力は 1kW 級及び 5kW 級を用意し、 燃料種は都市ガス、 LPG 、ナフサで実施しました。試験サイトは、環境条件では一般 、 住宅地域、交通頻繁・工業地域、海浜地域、寒冷地域を、施設条件では 、 住宅専用 (戸建・集合) 、業務専用等を考慮して選定しました。

本年度は 燃料種 に灯油を追加し、 1kW 級では都市ガスと LPG 、 5kW 級では都市ガス、 LPG 、灯油、ナフサの 4 種類の試験を実施します。試験サイトは環境条件の多様化を考慮して全国 31 箇所を新たに選定しました。このなかには、 5kW 級を設置する試験サイトとして独身寮やオフィスビル、小規模小売店舗等も含まれており、試験条件の拡充が図られています。


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平成15年度 運転試験サイト一覧


お問い合わせ先
〒102-8555 東京都千代田区紀尾井町3番6号(秀和紀尾井町パークビル6F)
財団法人新エネルギー財団 計画本部 燃料電池部 
部長 小俣 富男   主幹・企画課長 芝池 成人
TEL:03-5275-9822 FAX:03-5275-9831
E-mail:koubo@nef.or.jp

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