寄棟屋根対応太陽発電システム
<切妻・寄棟兼用太陽電池モジュール、グラフィックリモコン付きパワーコンディショナ及びストリングコンバータ>

【受賞のポイント】
太陽電池セルを大型化してモジュールの出力を約20%高め、コストを低減するとともに、寄棟屋根に対応する三角モジュールを付加しました。コンバータにはモジュールの組合わせが多様化できる昇圧機能を持たせ、多くの太陽電池の屋根への搭載を可能としました。また、発電量を1時間ごとに表示できる機能をパワーコンディショナに標準装備しました。増加する寄棟住宅への太陽光発電システムの普及促進性が評価されました。


機器・システム等の概要、特長

住宅用太陽光発電の普及拡大に伴い、寄棟屋根などの複雑な形状の屋根への設置、限られた屋根面積で出来るだけ多くの出力を得たいというニーズが増加しています。今回、このような市場動向を踏まえ、更なる普及拡大を図るため、寄棟屋根対応の太陽光発電システムを商品化いたしました。
切妻・寄棟兼用太陽電池モジュール
(ND-145BC、ND-072BR/BL)
 
寄棟屋根への搭載を前提に、5寸勾配の屋根に対応した太陽電池モジュール形状で、合わせて3角形のコーナーモジュールをラインアップに加えることにより、デザイン性と設置効率の向上を図りました。
グラフィックリモコン付パワーコンディショナ
(JH-S01、L01、M01)
 
パワーコンディショナは、太陽電池の出力(直流電力)を交流電力に変換する機器です。表示パネルにシステム発電パターンをグラフィカルに表示する機能を搭載。1日の発電電力量を1時間毎にグラフィック表示することにより、システムが停止している夜間でも、1日の運転状況がビジュアルに確認できるようになりました。
ストリングコンバータ(JH-X2B、X4B)
 
ストリングとは、太陽電池モジュール複数枚を直列に接続したものを意味します。太陽電池をパワーコンディショナに接続する場合、太陽電池モジュールを一定の枚数(標準枚数:9~12枚)毎に直列接続して電圧を揃える必要がありますが、本ストリングコンバータはモジュール直列数が標準枚数より少ないストリングの電圧を標準枚数に調整する機器です。





新エネルギー財団会長賞 新エネルギー機器の部
シャープ株式会社
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