寄棟屋根用太陽光発電システム

【受賞のポイント】
太陽電池モジュールを小型化し矩形モジュールとし、それを千鳥配置にすることにより屋根に発電容量の大きいシステムを搭載できるようにしました。また、モジュールを取付ける架台をシンプルにし、取付け方法も簡素化して強度を保ちながら施工コストの低減を図りました。接続箱は昇圧ユニットを内蔵して、搭載できるモジュールの多量化を図りました。寄棟住宅等へより発電容量の大きい太陽光発電システム搭載を可能とした点が評価されました。


機器・システム等の概要、特長

小さな屋根スペースを最大限に活用!
発電電力量も約2.1倍アップ!
 
寄棟屋根用のモジュールと新施工部材の組み合わせにより、各段互い違いの配置(千鳥配置)が可能になり、「寄棟屋根」でも最大限にモジュールを配置できるようになりました。
822通りの配置パターンが選択可能!
寄棟屋根にも最適なシステムを実現。
 
昇圧ユニット内蔵の接続箱を新開発。回路毎の電圧を調整することにより、各回路のモジュールの直列枚数を最低5枚から最大15枚まで選ぶことができます。
ワイドレンジ入力のパワーコンディショナとの組み合わせにより、822通りの配置パターンが選択可能となりました。このため、狭い屋根にも発電容量の大きいシステムの設置が可能となりました。
縦ラック方式の採用により、約30%の省施工化とすっきりしたデザイン。
 
従来の縦桟+横桟(Cチャンネル)の施工方法から、今回新たに縦ラック方式を採用。これによりCチャンネルが不要になり、従来品に比べ省施工化が進みました。さらに、屋根面からの高さが従来と比べ低くなったことにより、屋根との一体感が増し、外観性も向上しました。

新エネルギー財団会長賞 新エネルギー機器の部
三菱電機株式会社
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