西播磨総合庁舎は、環境負荷の低減に配慮した「グリーン庁舎」として建設されており、庁舎内で消費される電力量(40万kWh/年)すべてを、太陽光発電システムによりまかなうことにしました。これにより、年間、約264t-CO2の二酸化炭素抑制効果や、73haの森林と同じ二酸化炭素吸収効果があります。
また、システム建設に際して、性能(40万kWh/年以上の発電量を20年確保)を規定した発注としました。そのため、毎年継続的に発電量等を実測、検証することとしています。
庁舎棟は2階建て分棟方式で、両側の棟を大屋根でつなぐ構造としています。庁舎大屋根に太陽電池をストライプ状に配置することにより、シャープで美しいデザインを形成しています。
また、メーカー標準品の太陽電池を使用し、大屋根勾配なりに簡易架台で設置することにより、建設費の低減を図りました。
庁舎大屋根上に展望ブリッジを設置しており、そこから庁舎大屋根や車庫棟の太陽電池を身近に見渡すことができます。
また、庁舎内に環境情報コーナーを設けて、大型プラズマディスプレイ(50インチ)により発電状況や環境保全効果などを数種類の画面(来庁者がボタン操作可能)と音声説明でわかりやすく説明しています。
|
全景 |
庁舎棟の太陽電池(展望ブリッジより) |
|