新エネルギー財団

マンション向けとして、各戸が太陽電池パネルをマンション屋上に同数割当て、戸建住宅と同様に電力供給や余剰電力の売電ができるシステムである。
特に、太陽光発電システムの多数台設置による技術的課題を解決、商品化しており、販売状況も順調に推移している点が評価された。

マンション向けとして、各戸が太陽電池パネルをマンション屋上に同数割当て、戸建住宅と同様に電力供給や余剰電力の売電ができるシステムである（商品名：eneSOLAR ココエコ）。
これまで太陽光発電システムの多数台設置による相互干渉という技術的課題があり、マンションではほとんど普及していなかったが、専用のパワーコンディショナ（国内最小サイズ）を開発するとともに、実証実験によって問題がないことを確認し商品化している。
震災を契機に、より自然エネルギーが注目される中、未利用であったマンション屋上を有効に使い、固定価格買取制度にも対応し、さらに自立運転機能によって停電時でも電源確保ができるシステムが注目された。オール電化との組合せでは、光熱費約60%削減、CO2排出量約40%削減を実現しており、ガス併用マンションでは、給湯器リモコンでガスと電力をトータルで見える化したシステムでともに全国展開している。


	システム構成概念図				導入効果


	太陽電池モジュール設置状況（角度5度）		販売事例「レーベンハイム光が丘公園（㈱タカラレーベン）」（138.6ｋW　太陽電池モジュール660枚）