新エネルギー財団

　狭いスペースへの設置が求められる水道施設向けに開発し、出力38ｋWのタイプを山形県企業局天童量水所に導入した。
従来の水車に比べ構造の簡素化やコンパクト化を実現している。水道施設等設置スペースに制約がある施設への今後の展開の可能性が評価された。

　エネルギーと環境保全に関する認識の高まっているおり、水道管路でこれまで使われてないエネルギーを利用した小水力発電は実用的かつ永続的なエネルギーとして高く評価されている。
2007年に水道施設配管に横型インライン式フランシス型水車を開発して以来納入台数は20台を超え、更に狭いスペースに設置可能な立型インライン式フランシス水車型の開発まで短期間のうちに進化をとげて来た。本製品は既存の水道施設配管ルートを替える必要無く、工事費の削減につながる。又構造を簡素化したにもかかわらず、流量調整にも対応可能である。