「北海道開拓おかき」の製造工程において発生する廃食油を活用したコジェネレーション設備の導入事業である。 本システムは、廃食油を化学反応を行わず夾雑物や水分を除去した状態で直接燃料として利用するシステムを採用しており、事業性が向上、全国の廃食油回収事業所への普及が期待できる取組みとして評価された。 「北海道開拓おかき」の製造工程において発生する廃食油を活用したコジェネレーション設備(発電出力:25kW)の導入事業である。 従来、廃食油を燃料として利用するには、メタノールと触媒を加えエステル交換反応をさせるため精製設備設置による多額の設備投資が必要であった。今回の事業では、化学反応を行わず夾雑物や水分を除去した状態で直接燃料として利用(SVO)しており、高い事業性を確保することができた。また、廃食油の燃料化から発電までの設備を搭載したユニット構造となっており、ワンストップのバイオマスエネルギー利用システムである。
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