水素社会の意義、安全性、将来像等への理解を目的とした「全国初」の水素エネルギーに特化した水素情報館「東京スイソミル」を開設し、展示やイベント等を実施している。 全国初の水素エネルギーに関する普及啓発施設であり、多くの来館者が訪れている。今後は、水素社会の実現に向けて持続的な取組みが期待できるものとして評価された。 平成28年7月26日に都民や事業者に水素社会の意義、安全性、将来像等への理解を目的とした「全国初」の水素エネルギーに特化した総合学習施設となる水素情報館「東京スイソミル」を開設し、展示やイベント等を実施している。 スイソミルの1階は展示室、2階は講義室のほかオープンライブラリーと名付けたスペースにおいて、自転車を使った水素製造・発電体験や水素エネルギーに関する企業の最新技術や製品を展示している。また、屋外では燃料電池自動車を展示し、水素から作った電気で家電等を動かすデモを実施している。さらに、毎週土日はキャラクターを用いた水素を身近に感じるミニイベントを開催している。 隣接する江東区の環境学習施設「えこっくる江東」をはじめ、各自治体が主催する環境フェアへの出展、環境学習施設や民間企業との連携といった館外における取組も強化した。開館以来、月間約1,000人以上が来館、また、行政・地方議会・民間企業等93団体が視察で来館している。 今後、東京2020大会が近付くにつれて水素の注目度が高まることが予想される。スイソミルは先駆的な水素普及啓発施設として、存在価値を持続的に創出し 「水素社会の実現」 に向けた一翼を担うことが期待される。
|