本導入設備は、九州電力山川発電所 (30,000kW) からの未利用還元熱水を利用した地熱バイナリー発電所 (4,990kW) である。
高塩濃度の還元熱水による腐食対策やシリカスケール付着対策などの技術課題を解決し、現状、順調に稼働している。今後の地熱発電の導入拡大が期待できる取組みとして評価された。
当事業は、九州電力山川発電所で発電に利用できずに地下に戻していた還元熱水の未利用エネルギーを、地熱バイナリー方式により有効活用し発電するものであり、九州電力が還元熱水(熱)を供給し九電みらいエナジーが発電所を運営する、九電グループ一体での取組みである。
これからも九州電力と九電みらいエナジーは、国産エネルギーの有効活用、地球温暖化対策として優れた地熱発電の積極的な開発、導入を推進していく。
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