本製品は、小形垂直軸風車を構成するシャフトと軸受、軸受を保持するハウジングを一体化し、高強度で低トルク、高効率な軸受ユニットである。
摩擦損失を大幅に低減(始動トルクで約62%低減、始動風速で約38%低減)した軸受ユニットであり、今後、海外市場を含めた展開が期待できるものとして評価された。
低トルクシャフトユニットWLS は、小形垂直軸風車を構成するシャフトと軸受、軸受を保持するハウジングを一体化した、高強度で低トルク、高効率な軸受ユニットである。搭載する軸受は垂直軸風車専用の軸受を新たに開発し、大幅な低トルク化により、わずかな風から風車の始動を可能にすると共に、発電効率の向上を実現した。また、シャフト等の主要部品からねじ一本に至るまで徹底的な最適化を行い、風車の国際安全基準IEC61400-2 や日本のJSWTA0001 に基づいた十分な強度と耐久性、高い安全性を確保している。
WLS は、今まで風車メーカが難航してきた回転機械部品の設計や、軸受の組立精度管理や予圧調整といった複雑な工程を、全て完了した完成体ユニットとして提供され、ユーザーである風車メーカはWLS を用いることで工数の削減と共に、風車の大幅な性能向上が実現できる。
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