天候に左右されやすい太陽光発電システムの出力変動に対して、最大72 時間先まで30 分ごとの日射量を全国1km メッシュ単位で予測し、1 日4 回、オンラインで配信が可能なサービスである。
本システムは、日射量予測に特化した独自の気象モデルと予測データの補正技術により、従来の気象モデルより約30%の精度向上を実現し、一般送配電事業者等をはじめ、多くのエネルギー事業者に広く活用されている点で高く評価された。
「SYNFOS-solar 1km メッシュ」は、最大72 時間先まで30 分ごとの日射量を全国1km メッシュ単位で予測し、オンラインで予測情報を配信するサービスである。このエリア日射量予測は、日本気象協会独自の数値予報モデルをベースとし、全国の日射量観測データを活用した独自の面的補正技術を組み合わせることで、予測精度の向上を実現した。
本サービスは、分散配置された太陽光発電の出力を適切に考慮した電力需給計画に活用でき、一般送配電事業者等による安定した電力需給運用の実現に貢献している。
今後は、小売電気事業者によるFIT 買取期間終了後の太陽光発電を対象とした電力調達や、VPP(仮想発電所)等の高度なエネルギーマネジメントに不可欠な情報として、本サービスの活用が期待される。
【連絡先】