地中熱利用の普及促進に向けた活動として、地中熱の潜在量を評価して、視覚化と導入の際のコストダウンにつながることが期待される「地中熱利用潜在量マップ」を作成している。
市レベルで地中熱のポテンシャルを評価しマップ化した初めての事例であり、また、地中熱の導入促進に向けた講演会や見学会などの活動も継続的に実施していることが評価された。
諏訪市は、二酸化炭素排出量の削減目標を設定した諏訪市地球温暖化対策実行計画を定め、目標達成に 向けた各種施策を展開している。それら施策の一つとして地中熱の社会実装を推進している。
地中熱の普及に向けて「市内の家庭や事業所に地中熱利用システムが広く導入されること」を最終目標とし て、次のような取り組みを行っている。
事業者や市民が地中熱の導入を検討する際には、「どれくらいの熱が利用できそうか」「どの地域が有利な のか」「経費はどれくらいか」といった情報が求められる。そのため、提供できる情報の基本となる「どの程度の 地中熱が利用できるか」を、熱交換量を指標に用いて評価し、視覚的にわかりやすい地図として表示した「地中 熱利用潜在量マップ」を作成するとともに、ホームページに公表し普及啓発活動を推進している。
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