風車あれこれ

風力発電の種類には、プロペラ型以外にもいろいろな形式の風車があります。
大きく分けると、回転軸の方向で水平軸風車と垂直軸風車に分けられます。
サボニウス型、ダリウス型は、回転軸が縦についており風向きを選ばずに発電でき、デザイン的にも趣向を凝らしたものも存在します。

 
  水平軸風車
  垂直軸風車
  それぞれの特徴を活かして

プロペラ型がよく目にされますが、これは発電を目的としたとき、最も効率が高いとされているからです。 また、大型の風車だけでなく定格出力が数kW以下の小型風力発電は、補完型の分散電源として利用されています。

 
  右は、上で紹介した風車の特徴を示したグラフです。パワー係数とは、それぞれの風車が風の中からどれだけパワーを取り出せるかという目安です。
垂直軸型風車とよばれるクロスフロー型、サボニウス型の風車は、パワーが小さいが弱い風でもよくまわり、最新型のプロペラ型巨大風車は強い風が必要ですが、パワーが大きいことがわかります。
おなじ風を受けても風車の性能によって発電できる電気の量がちがってくるのです。
    各種の風車の特徴