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アグリゲーター

「アグリゲーター」とは、「アグリゲート(aggregate)する人」という意味。その「aggregate」とは英語で「集める」や「合計する」「総計する」などの意味で、「アグリゲーター」とは「集める人・物・組織」のことを指します。

再エネ分野における「アグリゲーター」としては、分散型電源等の電気を集めて需要家に供給を行う「特定卸供給事業者」や「小売電気事業者」が想定されます。しかしながら、これまで現行のFIT制度の下で導入されてきた再エネは、一般送配電事業者がインバランスリスクを負っているケースが多く、再エネの需給管理を実施するためのノウハウを有する「再エネ発電事業者」や「小売電気事業者」は少ないのが実情でした。今後、卒FITの増加やFIP制度の導入に伴い、再エネ発電事業者も需給管理を行う必要が出てきます。そこで、小規模な再エネ事業について、それらを束ね、蓄電池等の分散型リソースと組み合わせて需給管理を代行するといったようなアグリゲーションビジネスの発展が重要となることが想定されます。アグリゲーターは、集約した分散型電源リソースのkWh価値(卸電力市場)、非化石価値(非化石価値取引市場)、kW価値(容量市場)、ΔkW(受給調整市場)を各市場に提供することになります。

アグリゲーションビジネスは、従来型電源との組み合わせやエネルギーマネジメント等とも密接に関連するため、これらも含めた全体的な視点から、ビジネスの活性化を検討する必要があります。近年、具体的なアグリゲーションビジネスとして、工場等の大規模需要家の電源消費をアグリ―ゲーター等の事業者を通じて抑制するサービス(デマンドレスポンス)が実用化されています。具体的には、アグリゲーター(マーケター、ブローカー、地方公共団体、非営利団体など)が、自ら電力の集中管理システムを設置し、エネルギー管理支援サービス(電力消費量を把握し節電を支援するサービス)、電力売買、送電サービス、その他のサービスの仲介を行うことで、需要家の電力需要を束ねて効果的にエネルギーマネジメントサービスを提供しています。

今後、更なる促進に向けて、国では、関係するガイドラインの改正や、アグリーゲーションライセンスの創設等を進めて行く予定です。FIP導入に伴い、FIP対象となる電源や家庭などの小規模需要家の太陽光、EV、蓄電池、エネファームなど、多様な分散型電源を活用し、供給力等を提供するアグリゲーションビジネスの普及拡大がますます期待されています。

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