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「BP Energy Outlook 2020」について

石油メジャーのB Pが2050年に向けた3つのエネルギーシナリオ(Rapid, Net Zero, Business-as-usual)を公表。80ページ超のレポートの内、概要部分のみを抄訳。合わせて解説記事もご紹介します。

BP Energy Outlook 2020 Executive Summary (Key Message部分のみ抄訳)

  • ①世界のエネルギー需要は引き続き、少なくもこの期間、成長する。新興国の繁栄と生活水準の向上によるエネルギー消費及びエネルギー調達の巨大な不平等が継続する。
  • ②エネルギー需要構造は変化する。化石燃料の役割は低下し、再生可能エネルギーのシェア増大と電力の役割の増加により代替される。この変化はエネルギー需要の変化を確実なものとする。
  • ③低炭素エネルギーシステムへの移行は世界のエネルギーシステムの根本的な再構築を主導する。それはより多角的なエネルギーミックス、より増大する消費者の選択、より地方的なエネルギー市場、そして増大する統合と競争という段階を伴う。
  • ④石油需要は次の30年で落ち込む、この減少の規模とペースは道路交通における増大する効率と電化により進行する。
  • ⑤天然ガスの概況は石油よりも弾力的である。脱炭素化により石炭への依存を減ずることで天然ガスは成長、発展する経済を支える役割を果たすからである。C C U Sと併用され、ほとんどゼロ炭素のエネルギー資源としても支える。
  • ⑥再生可能エネルギーは風力と太陽光に主導され、次の30年で最も早い成長をする資源となる。新しい風力、太陽光への大きな開発および投資により支えられるからである。
  • ⑦最終消費エネルギーにおける電力の重要性は次の30年で実質的に増加する。炭素排出の電源は顕著に低下し、石炭に代わり再生可能エネルギーが出てくる。
  • ⑧風力と太陽光の成長により生じる非連続性は様々な異なる技術、解決方法によりエネルギーシステムを均等化し確実な電源をもたらす様になる。
  • ⑨水素の使用はエネルギーシステムが進行的に脱炭素化し電化するためには困難であったりコストがかかったりしたがエネルギーとして運搬できる様になる。水素の生産は青および緑の水素のミックスによりなされる。
  • ⑩バイオエネルギー(バイオ燃料、バイオメタン、バイオマスなど)の重要性は化石燃料の消費からの変化が増大する。
  • ⑪世界は持続不能な道の途上にある。緊急かつ持続的な炭素排出の現象は政策手段のシリーズ、つまり炭素価格の増加をさせることが求められる。これらの政策は社会的活動、選好を変化させることを実現するものでなくてはならない。政策、社会的変化の遅れは重大な経済的費用や混乱をもたらす。

*全文は以下、U R LからP D F形式でダウンロードできます。
https://www.bp.com/content/dam/bp/business-sites/en/global/corporate/pdfs/energy-economics/energy-outlook/bp-energy-outlook-2020.pdf
**Key Messageでは2050年再生可能エネルギー予測数値は出ていませんが、シナリオにもよりますが、20-60%のシェアを占めるだろうと指摘します。

『ついに石油時代の終焉か?英B Pが「エネルギー業界の大変革」を予測、その理由とは?』

経済評論家の加谷珪一氏は表記のタイトルでB Pのレポートを紹介しています。

再生可能エネルギー分野のイノベーションが進み、エネルギーシフトは時間の問題。再生可能エネはI Tビジネスと構造が似て、限界コストがゼロに近づくことで、爆発的な普及を実現する可能性があると指摘。石油メジャーによる再生エネ拡大と石油需要の大幅な現象予想を重視しています。

再生可能エネシフトにより太陽光パネルのおびただしい生産になり、生産コストが劇的に下がる、そして、ランニングコストは劇的に安い。加えて、ソフトの進歩により分散環境でも電力安定供給ができる目処も立ちつつあると指摘しています。

*引用は以下、U R Lより。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/43161

紹介文の「石油需要拡大の時代終焉」はかなりショッキングなタイトルですが、石油メジャーの一つが低炭素化を前提にして、エネルギー需要の成長はあるものの、石油需要低下を予測していることは一大変革期であることを感じます。

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