② 利用目標量 各年度におけるバイオエタノール燃料の利用目標量は、原油換算で50万kL(現行基準と同じ)
③ 次世代バイオエタノール 2022年度を最終年度とする現行の判断基準に規定されている「2023~2027年度において毎年1万kLの利用が目標」、「バイオエタノールの利用目標の内数として利用量を2倍にしてカウントする」等の現行基準の内容を維持したうえで、対象とする期間だけを2028~2032年度とする(5年先送り)
① バイオエタノールの生産量、需要量は2031年にかけて世界的に増加する見通しではあるが、輸出量は横ばいで推移する見通し。生産、需要、輸出とも米国とブラジルが中心であることは変わらない。
② これまでバイオエタノール導入の推進役であった欧米において、食料との競合を避けるため、トウモロコシ等の可食原料由来のバイオエタノールの利用については、横ばいあるいは削減の方針に転換。引き続き非可食原料等による次世代バイオエタノールの導入を推進しているものの、計画したようには増えておらず停滞。
③ 我が国では品確法によりE3(ガソリンへの3パーセント混入)が上限(特定車両についてはE10まで)とされている。企業によってはより多く使いたいとの希望があるが、そのためには、自動車やガソリンスタンドの安全性の確認や大気汚染に関する影響等について調査・検証が必要で、さらにそれを踏まえての品確法の改正、さらには追加の設備投資が必要になる。検討の必要性はあるがすぐに対応できるものではない。