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海外の再エネ事情(2020 概要 その1)

IEAは、2020年11月に”Renewables 2020 Analysis and forecast to 2025”で、2020年の再生可能エネルギーの利用状況をまとめています。

2020年末までに発電に利用される再生可能エネルギーは、およそ7%増加するとみられています。世界中で、エネルギー需要は5%減少していますが、長期契約、系統連系への優先接続、継続的な新規プラントの建設などにより、再生可能エネルギーの利用は増えています。経済活動の停滞による産業界でのバイオエネルギーの利用削減や輸送部門でのバイオ燃料の落ち込みがありましたが、結果として2020年の再生可能エネルギー需要を1%増加させることになりました。

主に中国と米国での導入により、2020年の新規再生可能エネルギー発電容量は、世界で200GW近く増加することになりそうです。風力発電と水力発電設備が大きく増えたことが要因であり、世界の全増加分の90%を占めています。太陽光発電は、大規模プロジェクトの安定成長が、個人や企業の投資減による屋根設置型の減少分をカバーしています。風力発電と太陽光発電プロジェクトは、中国とアメリカで政策変更の影響を受けないように事業者が年度末までに完成させようとしているため、どちらも30%増える見込みがでています。

IEAは、5月に発表した2020年の世界の再生可能エネルギー導入量予測を見直し、18%の上方修正を行いました。2020年の上半期はサプライチェーンの途絶や建設の遅れ等により再生可能エネルギーのプロジェクトが滞っていましたが、5月半ばから国境をまたぐ活動への制限が緩和されたことにより、物流関連の問題が解消し、プラント建設や製造活動が増強されています。月次新規導入量データベースでも前回の予測値を超えており、欧州、アメリカ、中国での早期の回復を示しています。

【参考】

  • ・Renewables 2020, IEA

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