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海外の再エネ事情(2020 欧州 その1)

2021年1月25日にドイツのAgora Energiewende社 は、英国のEmber社(前Sandbag社)と共同で、EU諸国における2020年の年間発電状況についての報告書 ”The European Power Sector in 2020: Up-to-Date Analysis on the Electricity Transition”を発表しました。

2020年に欧州では、再生可能エネルギーが化石燃料を抑えて最大の電力源となりました。電力資源としての再生可能エネルギーは2019年度の34.6%から38%に増加した一方で、化石燃料の割合は37%に減少しています。

そのなかでも風力と太陽による発電電力量は、欧州の電力量の1/5を占めることになりました。風力による発電電力量は2015年の9%から14%に、太陽エネルギーによる電力量は2015年の3%から5%にそれぞれ増加しました。オランダでは過去最大の増加となり、欧州諸国の全発電量に占める風力および太陽の割合の平均値(20%)に並ぶ19%になりました。

フランスでは、風力と太陽エネルギーによる発電量だけで化石燃料による発電量を超えました。増加率が大きかったのは、オランダ(40%)、スウェーデン(36%)、ベルギー(28%)で、オーストリア、ポルトガル、チェコ、イタリア、ルーマニアでは、ゼロに近い成長が続いています。

デンマークでは、風力と太陽エネルギーによる2020年の発電量が全電力の60%でした。これは、2位のアイルランドの約2倍であり、3位はドイツ、4位はスペインとなっています。ポルトガル、ルーマニア、オーストリア、イタリア、チェコ、スロバキア、ブルガリアでは2015年からほとんど伸びがありません。

【参考】

  • ・The European Power Sector in 2020: Up-to-Date Analysis on the Electricity Transition, Agora Energiewende and Ember

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