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こんなところに再生可能エネルギー その3

今年度の資源エネルギー庁ホームページ「なっとく!再エネ」に掲載する動画「こんなところに再生可能エネルギー」の第三弾を作成するため、普段の生活の中で利用することの多い「電車」を運営する「西武鉄道」を訪問した。完成した動画は以下に掲載している。
※作成動画:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kids-city/theater.html

西武鉄道の再エネ導入の取り組みについては「再エネ100%電車」として、以前に本コーナーで紹介したが、西武鉄道山口線(レオライナー)は、使用する電気使用量の全てを、自社で運営する太陽光発電施設「西武武山ソーラーパワーステーション(出力約8400㎾)」が発電する環境価値が付いた電力で賄っており、2021年4月1日から実質 CO2排出ゼロでの運行を実現している。西武鉄道山口線は、埼玉県所沢市の「西武球場前駅」から、東京都東村山市の「多摩湖駅」を結ぶ全長約2.8㎞で、「レオライナー」の愛称で親しまれている。今までは300tも排出していたCO2が実質ゼロとなり、地球に非常にやさしい電車である。

レオライナー内のステッカー
レオライナー内のステッカー
西武遊園地駅
西武遊園地駅
西武山口線「レオライナー」
西武山口線「レオライナー」
西武武山ソーラーパワーステーション
西武武山ソーラーパワーステーション

西武鉄道の担当者は、この取り組みについて「電車というお年寄りからお子様まで、身近で多くの人が使う乗り物で再生可能エネルギーを活用することで、より多くの人がSDGsやカーボンニュートラルに興味を持つきっかけになってほしい」と話す。

西武鉄道を含む西武ホールディングスでは、2018年度と比べて2030年度にCO₂排出量原単位を25%削減するという目標をたてている。これからも、多くのエネルギーを使う鉄道会社として、積極的に再エネ導入に取り組んで欲しい。

【ご参考】

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