中国電力は、2020年1月に公表したグループ経営ビジョン「エネルギアチェンジ2030」において、2030年度の再エネ導入量を2019年度の約100万kWから130万~170万kWに増強すると表明した。2020年中盤には再エネの新規導入量が約30万kWに達すると見込んでおり、今後は成長分野と期待される洋上風力発電の開発を積極的に進めることで、導入量の更なる上乗せに取り組んでいくとしている。
風力発電の導入の取組み事例として下記を紹介する。
2021年2月に策定した「2050年カーボンニュートラルに向けたロードマップ」においても、再エネを最大限拡大する方針を示している。
中国電力は、これまでエネルギー事業者として再エネの開発を積極的に進めるとともに、大崎クールジェンプロジェクトにおける石炭火力発電所から排出されるCO2分離回収の実証試験、水島発電所でのアンモニア混焼試験など、CO2排出削減に向けた技術の開発・導入に取り組んできた。また、重要課題として「気候変動の緩和」を設定し、地球環境問題への貢献に向け取り組んでいくこととしている。
なお、中国電力は2022.3.9のプレスリリースで、上記2050年カーボンニュートラルの方針を踏まえ「中国電力グループ環境行動計画」を見直し、下記の環境目標を設定し、2022年度から適用すると発表した。