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さいたま市美園スマートシティー事業について

「さいたま市美園地区」は、2001年埼玉高速鉄道が開通し、終点の浦和美園駅を中心とした、スポーツ、健康、環境・エネルギーを軸に先端的なライフスタイルを創造する、さいたま市副都市地区の形成を目指す地域で、浦和美園駅近くには埼玉スタジアムや大型商業施設などがあり、子育て世代を中心に人口が増えている地域です。

今回紹介する「さいたま市美園スマートシティー事業」は、さいたま市の地域活性化総合特区「次世代自動車・スマートエネルギー特区」事業における脱炭素循環型街づくりプロジェクトの中の、スマートホーム・コミュニティ第3期事業として、さいたま市、株式会社中央住宅、株式会社高砂建設、株式会社アキュラホームの住宅メーカー3社と株式会社Looopの共同で推進する、再生可能エネルギーの最大活用とレジリエンス性の向上をコンセプトとしたスマートホーム・コミュニティ「エネプラザ」を導入したものです。

エネプラの概要は、浦和美園E-フォレスト第3期52区画を整備し、51戸の住宅の屋根に 4.4kWの太陽光パネルを設置した。太陽光パネルの所有は㈱Looopであり、各戸の屋根を借り発電しています。

各戸で発電した電気は52区画整備した中心の1区画に㈱Looopが整備する特定送配電網(自営線)を通じて、直流のままチャージエリアに送電集約され、直流をパワコンにて交流に変換し、変換した交流の電気は各戸の電力使用状況に応じて分配する、51戸で発電した電気を街区全体で活用する電力融通の仕組みを構築しものです。

各戸で発電した電気が街区内で消費しきれない場合は、系統に逆潮流することなくチャージエリア内の125kWhの蓄電池や40kWhの電気自動車2台へ充電し、夜間には放電して各戸へ供給する。なお、土・日・祝日は街区内の住人へカーシェアリングサービスを提供しています。

さらに、街区内の再エネを最大活用するため、各戸に設置されるハイブリッド給湯器の貯湯のタイミングを街区内の余剰電力が多く出る時間帯に給湯タンクのお湯の沸き上げを行う制御を実施しています。

なお、夜間など太陽光パネルで発電しない時は、チャージエネアの蓄電池や電気自動車に充電された電気を放電し、街区内の使用電力を賄いきれない場合、商業系統を通じ街区外で発電した電気を購入しています。商用系統から調達する電力には非化石証書を組合わせることで、街区内では実質再エネ100%の電力供給を実現しています。

また、街区内の太陽光パネル、蓄電池および電気自動車で自立運転が可能なマイクログリッドシステムを構築し、災害等で商用系統が停電してしまった場合でも、街区内へ限りある蓄電リソースで継続的に電力供給できるよう、スマートメータで電流を「60A→10A」に遠隔制限できるシステムとなっています。

本事業が、全国各地で導入されることを大いに期待しています。

太陽光パネル設置
チャージエリア
蓄電池設備125kWh
電気自動車への充電電設備
電気自動車2台(40kWh/1台)

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