スマートメーターは、電力量取引に必要な計量器であるが、計測がデジタル化したことにより膨大なデータ集積と通信システムによるデータ送信が可能となった。また、デジタル化したデータ信号はコンピュータによる読取りと解析ソフトによる様々な傾向解析を可能にしている。スマートメーターはほぼ全ての家庭と事業場に設置されることから集積されるデータ規模の価値は、他の様々な統計データと比べるまでもなく大変大きなものであることが想像できる。スマートメーターを含む取引用計器は計量法により有効期間が定められていて10年後には交換する必要がある。そのため、次回交換される計量器により幅広いデータ活用の可能性を持たせること含めて、その機能等のあり方が次世代スマートメーター制度検討会で検討されている。
次世代スマートメーターに期待される役割;一般送配電事業者側から捉えた役割