新エネルギー「最近の話題・キーワード」解説コーナ-新エネルギー「最近の話題・キーワード」解説コーナ-

スマートメーターその②

スマートメーターは、電力量取引に必要な計量器であるが、計測がデジタル化したことにより膨大なデータ集積と通信システムによるデータ送信が可能となった。また、デジタル化したデータ信号はコンピュータによる読取りと解析ソフトによる様々な傾向解析を可能にしている。スマートメーターはほぼ全ての家庭と事業場に設置されることから集積されるデータ規模の価値は、他の様々な統計データと比べるまでもなく大変大きなものであることが想像できる。スマートメーターを含む取引用計器は計量法により有効期間が定められていて10年後には交換する必要がある。そのため、次回交換される計量器により幅広いデータ活用の可能性を持たせること含めて、その機能等のあり方が次世代スマートメーター制度検討会で検討されている。

次世代スマートメーターに期待される役割;一般送配電事業者側から捉えた役割

  • 需要家の電気のライフラインのレジリエンス強化
    (需要家ごとの通電状況の迅速な把握)
  • 需要家の電気のライフラインのレジリエンス強化、需要家サービス向上
    (大規模災害時における負荷制限手段の確保)
  • 再エネ大量導入下における需要家への電気の安定供給確保
    (データに基づく系統の制御機器の設置・運用)
  • 需要家サービスの向上
    (多様なサービス分野との連携強化、新たなサービスの出現支援)
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