蒸気生産・輸送設備は、下記条件を考慮し最適設計され、建設・運用されます。それぞれの関連性を、図1に示します。
上記条件と経済性、運転操業性、メンテナンス性、将来への適用性の観点から検討を加えられ、表1に示す各種方式の最適組合せの結果として蒸気生産・輸送設備が決定されます。
表1 蒸気生産・輸送設備の各方式
[(社)日本地熱調査会セミナー「蒸気生産設備及び発電設備の運転監視と制御」平成6年2月]
気水分離設備方式 | 輸送方式 | 還元方式 |
---|---|---|
生産井基地分離方式 集中分離方式 |
蒸気・熱水単相輸送方式 二相流輸送方式 |
クローズド還元 オープン還元 |
・ミスト分離 ・気水分離 ・固体分離 |
・動水勾配輸送 ・ポンプ輸送 |
・自圧還元 ・ポンプ還元 |
【参考文献】