中小水力発電技術に関する実務研修会
（平成23年度第3回目）

当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者（技術者）を対象とした研修会を企画実施しております。
この度、本年度第3回目（通算第94回目）の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。
関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。

日時
　
平成24年2月
 14日（火）10:25～16:05
2月
 15日（水） 9:25～15:00
場所
　 三会堂ビル（石垣記念ホール）
107-0052 東京都港区赤坂一丁目9番13号
電話　03－3582－7451
交通ご案内
　 【ＪＲ】新橋駅下車タクシー7分
【地下鉄】
南北線・銀座線
溜池山王駅下車（9番出口）徒歩4分
銀座線
虎ノ門駅下車（3番出口）徒歩5分
千代田線・丸ノ内線
国会議事堂前駅下車（3番出口）徒歩7分
　

研修内容の概要
  開催日：平成24年2月14日(火)～平成24年2月15日(水)
時間割：次表の通り
日 時間 テーマ 主な内容
14

日
10:25
～		 開　会

（財）新エネルギー財団		  
10:35
～
12:00		 大規模地震で被害を受けた東京発電（株）
石岡第一発電所、花貫川第二発電所、
ならびに狩宿発電所土木構造物の
復旧工事について

東京発電株式会社
取締役技監　谷中　保男		 東北地方太平洋沖地震（H23,3,11）で被災した石岡第一発電所（M44年運開、5,500kW），花貫川第二発電所（T9年運開、750kW）、並びに静岡県東部地震（H23,3,15）で被災した狩宿発電所（T8運開、1,700kW）の土木構造物の復旧工事を紹介する。
1.地震動の規模
2.発電所被害の状況と原因の推定
3.復旧工事の設計と施工
13:00
～
14:25		 水力発電所水車の
土砂摩耗低減対策について

中部電力株式会社
工務技術センター　水力課
課長　伊藤　茂則
栃井　和彦		 流れ解析技術を用いたガイドベーン土砂摩耗低減形状の開発と姫川第二発電所（S10運開、14,400kW）への適用事例、及び生田発電所（S15運開、20,500kW）水車と烏川第三発電所（S60運開、16,400kW）水車への耐摩耗材溶射事例を紹介する。
1.ガイドベーン土砂摩耗低減形状の開発と 姫川第二発電所への適用事例
2.生田発電所フランシス水車と烏川第三発電所ペルトン 水車への耐摩耗材溶射事例
14:40
～
16:05		 利南発電所調圧水槽改造工事について

群馬県企業局　管理総合事務所
工務係長　森村　敏彦		 利南発電所（S39年運開、14m3/s）水圧鉄管から分岐し発電する新利南発電所（H23,7月運開、1,000kW、7m3/s）新設のための利南発電所調圧水槽改造工事（構造形式：単動式→差動式、5,300kW→5,500kW、14 m3/s→21 m3/s）を紹介する。
1.群馬県の発電事業
2.新利南発電所建設事業について
3.利南発電所調圧水槽改造工事について
15

日
9:25
～
10:50 		水車の経年劣化と
対策・保守、最新の改造技術について
（性能、振動、キャビテーション壊食・土砂摩耗）

早稲田大学　基幹理工学部　機械科学・航空学科
准教授　宮川　和芳
（元　三菱重工業株式会社）		 水車の経年劣化要因であるキャビテーション壊食と土砂摩耗の発生メカニズム、その低減・長寿命化対策を説明すると共に、最新の改造技術による性能、信頼性向上方法を紹介する。
1.キャビテーション壊食のメカニズムと対策
2.土砂摩耗のメカニズムと対策
3.最新技術による効率向上、振動低減方法
11:05
～
12:30 		大規模地震に対する
水路構造物の耐震性評価について

関西電力株式会社　土木建築室
土木建築エンジニアリングセンター
土木保全グループ
課長　土居　裕幸		 水路構造物の耐震性評価手法の現状、水圧鉄管と水槽を対象とした耐震性評価手法及び水圧鉄管と水槽への適用事例、並びに東北地方太平洋沖地震を踏まえた対応を紹介する。
1.水路構造物の耐震性評価手法の現状
2.水圧鉄管と水槽を対象とした耐震性評価手法
3.水圧鉄管と水槽への適用事例
4.東北地方太平洋沖地震を踏まえた対応
13:30
～
14:55 		湯ヶ島発電所改造工事について

東京発電株式会社
水力事業部　設備管理グループ
副長　根本　雅章
主任　中川　伸二		 湯ヶ島発電所（S5年運開）改造工事（水車発電機更新：フランシス水車800kW×2台→ターゴインパルス水車2,000kW×1台、トリップ時に水車側で余水制御による余水路利用の取り止め、未利用既設調整池有効活用による最大使用水量の増加）を紹介する。
1.湯ヶ島発電所の設備概要
2.湯ヶ島発電所の改造の必要性
3.制御の特徴と諸対策
4.試験・検証（計画）
～
15:00		 閉　会

（財）新エネルギー財団		  
注：テーマ、内容等が変更される場合があることをあらかじめご了承下さい。

定員
　 150名程度（申込先着順）
参加費
　 （ご1名につき）■賛助会員 28,000円　 ■一般 32,000円
（注）賛助会員とは、当財団の事業目的に賛同し、賛助会員名簿に登載された法人に所属する方です。
申込方法
　
１. 下の申込用紙に必要事項をご記入のうえ、(財)新エネルギー財団 水力本部 指導部に、FAXでお申し込み下さい。なお、FAX送信後は、必ず申込先担当者に電話での確認連絡をお願いします。
２. お申込者数が定員に達しますと、受付を締め切らせて頂きます。あらかじめご了承ください。
なお、その際は、当財団からご連絡いたします。
３. お申し込み受付後、請求書を郵送させて頂きます。参加費は、請求書記載の金融機関へお振り込み下さい。
４. 申込後にキャンセルまたは受講者変更となる場合は至急ご連絡下さい。
キャンセルのご連絡を頂いた方には、テキスト代，テキスト送料，振込み手数料等を頂く場合がございます。
研修会当日にご連絡なく欠席された方には、受講料全額を頂く場合がございます。
５. 研修会当日（2日間）の昼食は、当財団の研修会運営都合上、こちらで用意します。

申込期限
　 平成24年1月31日（火）

お申し込み、お問い合せ先
財団法人　新エネルギー財団（NEF:New Energy Foundation）
水力本部　宮田、小嶋、柴田
〒170-0013　東京都豊島区東池袋3丁目13番2号（住友不動産東池袋ビル２Ｆ）
TEL:03-6810-0364 FAX:03-3982-5101

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