中小水力発電技術に関する実務研修会
(平成26年度第2回目)

 当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者(技術者)を対象とした研修会を企画実施しております。
 この度、本年度第2回目(通算第102回目)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。

日時
 
平成26年10月
16日(木)10:25〜16:45
17日(金) 9:15〜14:50
場所
  三会堂ビル(石垣記念ホール)
107-0052 東京都港区赤坂1丁目9番13号
電話 03−3582−7451

交通ご案内
  【JR】新橋駅下車タクシー7分
【地下鉄】
南北線・銀座線
溜池山王駅下車(9番出口)徒歩4分
銀座線
虎ノ門駅下車(3番出口)徒歩5分
千代田線・丸ノ内線
国会議事堂前駅下車(3番出口)徒歩7分
 

研修概要
  主テーマ:水力発電の技術動向
開催日:平成26年10月16日(木)〜平成26年10月17日(金)
 
時間 テーマ 主な内容
16
10:25〜 開 会

(一財)新エネルギー財団
 
10:35

11:45
中小水力の水車特性改善における
最新技術と適用事例について


日立三菱水力株式会社
水力技術部
水力研究センター
専任技師 花田 豊
 近年、中小水力においても既設発電所の運用ニーズが多様化し、高効率、増出力化のみならず、振動、キャビテーション特性改善を目的とした水車性能改善が行われている。この中ではランナを含めた流水面の部分的な更新・改造を効果的に行うためにCFD(数値流体力学に基づく流れ解析)が適用されている。
 水車特性について解説するとともに、新形状ランナ、CFD等の最新の技術、ランナ更新適用事例を紹介する。
13:00

14:05
水車・発電機の技術動向について
〜コスト低減、保守の簡素化及び環境への配慮〜


富士電機株式会社
発電プラント事業部
水力プラント部 設計グループ
担当部長 藤井 恒彰
 近年の水車・発電機には、コスト低減、保守の簡素化及び環境に配慮した製品が望まれており、水車、発電機とも補機省略化を目的として水レス・油レスを目指した技術開発が行われている。
 水車及び発電機において開発、適用されているハイブリットサーボモータや空冷式軸受等の各種新技術を紹介する。
14:20

15:25
水力発電所の発電機保護継電器の効率的な
改修方法について


東京電設サービス株式会社
営業本部 ソリューション事業部
リレーイノベーションセンター
所長 大森 智生
 水力発電所の発電機保護継電器は、発電所の経年とともに老朽化しており、保護要素の特性劣化が顕在化してきている。 多くの保護継電器は改修が必要な時期を迎え始めているが、同じ配電盤内に健全な保護継電器もまだあるため、配電盤すべての更新ではロスが大きくなってしまう。
 水力発電所の保護について解説するとともに、この様な課題に対応した新たな保護継電器の改修方法を紹介する。
15:40

16:45
イントラネット技術を活用した
最近の水力発電所向け
集中監視制御システム技術について


株式会社東芝 電力流通システム事業部
系統ソリューション技術部 
系統制御技術担当 主務 松本 功
 近年、水力発電所やダムの集中監視制御システムは、広域ネットワーク網を介して連係運用を行うイントラネット技術を適用したオープン分散システムが採用され、より広域エリアにおいて、組織や運用形態に即した柔軟な監視制御を行うことが可能となった。さらに、汎用機器の採用及び、機能やハードウェア構成の標準化などによりコストダウンが図られている。
 これら最新のシステム構成、機能、ネットワーク構成などについて技術動向を紹介する。
17
9:15

10:40
FRP水門設計・施工指針(案)の策定について

公益社団法人 土木学会 複合構造委員会
FRP水門技術ガイドライン作成小委員会
 委員長 山本 広祐
((一財) 電力中央研究所 地球工学研究所 副所長)
 委託者側幹事 日比 英輝
(FRP水門技術協会 会長)
 水門など、河川等の水域環境に設置される鋼構造物は腐食しやすく、適切な防食対策が必要となる。金属以外で水門扉に使用される材料としてはFRP(繊維強化プラスチック)があり、これまでに多くの施工実績がある。
 今後、信頼性の高い技術水準を確保していくために、この度、土木学会より「FRP水門設計・施工指針(案)」を策定・発刊した。FRP水門扉の概要、本指針(案)の内容、指針(案)策定の意義と今後期待されることなどについて紹介する。
10:55

12:20
ラジアルゲート取替工事の施工概要及び
取替後の安全性照査と設計手法への考察に
ついて


北陸電力株式会社 富山支店
常願寺電力部 土木課
副課長 白石 徳光
 神一ダム・神二ダム及び仏原ダムの洪水吐ゲートは、設置以来約50年が経過し、机上での応力解析・実応力測定等の健全性評価の結果、扉体・開閉装置の取替を実施した。その概要について紹介する。
(1)取替に至った経緯
(2)設計時の工夫・大規模地震への対応
(3)短期間で厳しい施工条件(厳冬期・降雪地帯)の中での21門の施工方法等
(4)取替後の応力測定による安全性照査と設計計算では考慮していない応力の考察
13:20

14:45
コンクリート構造物の維持管理について
〜土木学会の取り組み〜


東電設計株式会社 土木本部 
新領域開発部 保全技術グループ 
課長 金子 雄一
(公益社団法人土木学会 コンクリート委員会委員)
 土木学会コンクリート委員会は、2001年にコンクリート標準示方書に、新たに維持管理編を制定し、コンクリート構造物の維持管理の基本的な考え方や具体的な枠組みを示した。
 コンクリート構造物の経年劣化や、示方書の基本的な考え方等を解説する。
〜14:50 閉 会

(一財)新エネルギー財団
 
注:テーマ、内容等が変更される場合があることをあらかじめご了承下さい。

定員
  140名程度(申込先着順)
参加費
  (ご1名につき)■賛助会員 28,000円  ■一般 32,000円
申込方法等
 
1. 下部よりPDFファイル(案内+申込書)をダウンロードし、3ページ目の申込書に必要事項をご記入の上、1ページ目の申込先((一財)新エネルギー財団 水力地熱本部)にファックスする、
または、Wordファイル(申込用紙)をダウンロードし必要事項をご記入の上、メールをお送り下さい。
なお、ファックス申込の場合は必ず申込先担当者に電話での確認連絡を、メール申込の場合は受付返信メールの確認をお願いします。受付返信メールが届かない場合はご連絡下さい。
2. お申込者数が定員に達しますと、受付を締め切らせて頂きます。あらかじめご了承ください。
なお、その際は、当財団からご連絡いたします。
3. お申込受付後、請求書を郵送させて頂きます。参加費は、請求書記載の金融機関へお振り込み下さい。
4. お申込後にキャンセルまたは受講者変更となる場合は至急ご連絡下さい。
キャンセルのご連絡を頂いた方には、テキスト代、テキスト送料、振込み手数料等を頂く場合がございます。
研修会当日にご連絡なく欠席された方には、受講料全額を頂く場合がございます。
5. 今回は、電気関係テーマと土木関係テーマを分けていますので、一つのお申込の中で、初日と2日目で受講者が変わる場合は、受付に申し出下さい。テキストをお預かりすることもできます。なお、この場合の申込書受講者名は初日に来られる方のお名前をご記入下さい。

申込期限
  平成26年10月2日(木)

お申し込み、お問い合せ先
一般財団法人 新エネルギー財団(NEF:New Energy Foundation)
水力地熱本部 鈴木妙子、鈴木泰世
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目13番2号(イムーブル・コジマビル2F)
TEL:03-6810-0364 FAX:03-3982-5101
E-mail: hydroes@nef.or.jp

PDF形式 219KB
「中小水力発電技術に関する実務研修会のご案内と申込書」をPDF形式でダウンロードできます
Word形式 52KB
「中小水力発電技術に関する実務研修会 申込用紙」をWord形式でダウンロードできます

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