中小水力発電技術に関する実務研修会 |
(平成28年度第1回目) |
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研修概要 |
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主テーマ:水力発電所の計画及び建設 開催日:平成28年7月7日(木)~8日(金) |
日 | 時間 | テーマ | 主な内容 |
7日 | 12:15 | 受付開始 |
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13:15 | 開 会 (一財)新エネルギー財団 |
開会挨拶、プログラム及び配布資料の紹介ほか | |
13:30 ~ 15:00 |
①山梨県企業局による 小水力発電の普及・推進に向けた 取組みについて 山梨県企業局
電気課研究開発担当 課長補佐 宮 崎 和 也 |
山梨県企業局では、低炭素社会の実現とグリーンイノベーションによる経済活性化の両立を目指し、恵まれた自然環境を活かして、再生可能エネルギーの普及と開発に取組んでいる。 平成20年の小水力発電開発支援室の開設から、4地点の異なったタイプのモデル施設を建設し、更に県内に10地点程度を集中的に開発する「やまなし小水力ファスト10」により、普及促進を図っている。 これらの取組み状況について、事業の全体計画、個別の建設事例及びその課題等を紹介する。 |
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②200kW未満の 小水力発電所「若松川発電所」等の 建設について 鳥取県企業局 工務課 係長 大 竹 一 生 西部事務所 係長 安 達 哲 |
鳥取県企業局では、県の環境施策の実行計画「とっとり環境イニシアティブプラン」に基づき、再生可能エネルギーの導入拡大を進めている。 過去、主に1,000kWを越える規模の水力発電所を建設・管理してきたが、固定価格買取制度の導入により、従来採算が取れなかった地点での開発が可能となり、200kW未満の比較的小規模な小水力発電所を計画・建設した。 小規模ゆえに発生した問題とそれらへの対策等について、横瀬川及び若松川の二つの発電所の事例を紹介する。 |
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15:15 ~ 16:35 |
③シューパロ発電所の計画、 設計及び工事の概要について 北海道企業局 夕張川発電管理事務所 電気第二係長 荒 木 洋 苫小牧地区工業用水道管理事務所 事業係長 鈴 木 大 輔 |
シューパロ発電所は、国の夕張シューパロダムの建設により水没する二股発電所の代替発電所として建設し、最大使用水量40.9m3/s、最大有効落差77.5m及び最大出力28,470kWのダム式発電所である。 水車発電機は主にかんがい用水を使用する1号機と、正常流量を使用する2号機を設置しており、年間発電電力量は87,325MWhを計画している。 当発電所の計画、設計及び工事の概要等についてを紹介する。 |
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8日 | 9:20 ~ 10:30 |
④既設導水路における未利用落差を活用した 水力発電所の開発について ~芸北発電所新設工事~ 中国電力株式会社 流通事業本部 土木計画グループ 副長 田 岡 洋 |
再生可能エネルギーの利用拡大に向けた取組みの一環として、既設水路における未利用落差を利用し、芸北発電所を開発した。 既存水路の活用による水路工作物の簡素化や水圧管として中国電力で初めて採用した内圧用高耐圧ポリエチレン管など計画設計時のコスト低減に向けた取組みと施工状況について紹介する。 |
10:45 ~ 11:55 |
⑤湯野上発電所 水圧鉄管更新工事について 株式会社建設技術研究所 東京本社ダム部 副参事 丹 羽 尚 人 佐藤鉄工株式会社 技術部設計グループ グループ長補佐 金 山 保 治 |
湯野上発電所は、昭和12年に運転を開始した流込み式発電所であり、平成26年度に79年間使用した水圧鉄管を更新した。 本工事では、旧管は呑口部、大支台部、国道下通過部及び発電所部の各コンクリート埋設部を残し、これらの旧管残置部は旧管のリベット頭部を避けた一回り小さい管径の新管を通し、旧管(外管)と新管(内管)との間にコンクリートを充填する二重管工法を採用した。 ここに、水圧鉄管更新工事の概要を紹介する。 |
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13:00 ~ 14:00 |
⑥土地改良区における 小水力発電所の建設について ~中野放水路発電所~ 庄川沿岸用水土地改良区連合 事務局長 梅 基 浩 |
庄川沿岸用水土地改良区連合では、農業水利施設にかかる維持管理経費の地元負担軽減を目的として、現在四つの小水力発電所が稼働している。 その内の一つである中野放水路発電所は、既設発電所の放水路にある落差を利用した発電所で、その計画、設計及び施工について紹介する。 |
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14:15 ~ 15:25 |
⑦河川維持流量を利用した 水力発電所の建設について ~黒部川水系出し平発電所の建設~ 関西電力株式会社 電力流通事業本部 東海電力部今渡電力所 係長 漁 康 男 北陸電力部電気グループ 真 田 敏 宏 |
関西電力はCO2削減やエネルギーセキュリティーの観点から、再生可能エネルギーの普及促進について積極的に取組んでおり、その一環として水力発電電力量の増加に取組んでいる。 黒部川に位置する出し平ダムから放流している河川維持流量を利用して、平成27年11月に運開した出し平発電所の建設にあたり、維持流量の季節変動や、出し平ダムの運用水位の変動を考慮した設計及び狭隘な現場での施工実績について紹介する。 |
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15:25 | 閉 会 (一財)新エネルギー財団 |
注:テーマ、講師及び内容等が変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。 |
定員 | |||||||||||
140名程度(申込先着順) |
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参加費 | |||||||||||
(ご1名につき) 賛助会員 28,000円、 一 般 32,000円 |
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申込方法等 | |||||||||||
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申込期限 | |||||||||||
平成28年6月20日(月) |
お申し込み、お問い合せ先 |
一般財団法人 新エネルギー財団 水力地熱本部 担 当:実務研修会担当 〒170-0013 東京都豊島区東池袋三丁目13番2号 TEL:03-6810-0364 FAX:03-3982-5101 E-mail: hydroes@nef.or.jp |
「中小水力発電技術に関する実務研修会のご案内と申込書」をPDF形式でダウンロードできます
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「中小水力発電技術に関する実務研修会 申込用紙」をWord形式でダウンロードできます
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