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中小水力発電技術に関する実務研修会 |
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(平成28年度第2回目) |
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研修概要 |
主テーマ:水力発電所における技術動向 開催日:平成28年10月13日(木)~14日(金) |
日 | 時間 | テーマ | 主な内容 |
13日 | 10:10 | 受付開始 |
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10:40 | 開 会 (一財)新エネルギー財団 |
開会挨拶、プログラム及び配布資料の紹介ほか | |
10:50 ~ 12:10 |
① 河川管理の課題に対する 対策技術及びモニタリングについて 東京大学 情報学環 特任講師 齋 藤 正 徳 |
河道は洪水流及び土砂を下流へ安全に流下させる機能を保有しているが、以前から土砂の再堆積による河床の上昇及び河道内における樹林化による流下能力の低下が懸念されている。これらの課題に対する最近の対策事例として、木曽川水系の樹林化抑制対策、天竜川水系や安部川水系の土砂管理対策等を紹介する。さらに、雨量・流量や地形の観測技術として、XバンドMPレーダネットワーク(XRAIN)、超音波流速計(ADCP)及び無人航空機(UAV)等の導入が進められている。これらの最近の技術動向を紹介する。 | |
13:20 ~ 14:30 |
② 降雨・流入予測技術を活用した 発電専用ダムの運用高度化について 電源開発株式会社 水力発電部西日本支店土木G 課長 松 原 隆 之 |
最近の大規模洪水災害の頻発により、発電専用ダムも貴重な防災資源として洪水調節機能を求められるようになった。一方で、水力発電は国産の再生可能エネルギーとして有効活用が求められている。これらを両立するには降雨・流入予測技術を導入して高度なダム運用を実現する必要がある。本講義では、電源開発(株)が熊野川流域の発電専用ダムで導入している降雨・流入予測技術を活用したダム運用高度化手法を紹介する。 | |
14:45 ~ 15:25 |
③ シャフト式遠隔操縦水中作業機による 水中岩盤掘削 大成建設株式会社 関西支店
天ケ瀬ダム放流設備建設工事作業所 工事課長 谷 地 宣 之 |
ダム再開発において、ダム湖内の水中岩盤掘削工事を行う場合、大規模な桟橋上から全周回転掘削機等により目視できない状態で水中掘削し、細かな作業は潜水作業を併用して行っている。しかし、工事の長期化や施工精度の低下、安全性等に課題があった。 これらの課題を解決するために、遠隔操作により施工する「シャフト式遠隔操縦水中作業機(T-iROBO UW)」を開発し、京都府宇治市の天ケ瀬ダム再開発工事に適用した。この新型機械及び施工結果の概要を紹介する。 |
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15:35 ~ 16:15 |
④ 日本最大規模のダム再開発工事について ~鶴田ダム再開発工事の施工実績~ 鹿島建設株式会社 鶴田ダム増設減勢工工事事務所 所長 滝 口 紀 夫 土木管理本部土木工務部ダムグループ 次長 神 戸 隆 幸 |
鶴田ダムが位置する川内川流域は平成18年7月に大きな洪水被害を受けた。鶴田ダム再開発事業は、洪水被害を軽減するために鶴田ダムの洪水調節容量を増加させる事業である。 本工事は国内でも最大規模のダム再開発工事であり、堤体に5本の穴をあける「施設改造工事」、新しい放水路を構築する「増設減勢工工事」、既設の減勢工を改造する「既設減勢工改造工事」の3段階に分割されている。今回は、工事が完了し難易度が高い施設改造工事における、仮締切工、堤体削孔工事を中心に施工計画、施工実績について報告する。 |
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16:25 ~ 17:05 |
⑤ 中小水力発電設備の新技術と適用留意点
一般社団法人海外電力調査会
国際協力部門電力協力部 副部長 笠 原 徹 |
平成27年度中小水力開発促進指導事業基礎調査(水力開発技術情報収集調査)として、①国内外に導入・適用された実績はあるものの、広く普及していない「水力開発の促進に資する新技術」の調査結果、②新技術適用に向けた課題・問題点の抽出および適用上の留意点について紹介する。 | |
14日 | 9:15 ~ 10:35 |
① 低コスト・高性能・高信頼性水車の 開発手法について 早稲田大学 理工学術院基幹理工学部 機械科学・航空学科 教授 宮 川 和 芳 |
中小容量向け水車では、コスト低減に加えて高い効率と信頼性が求められている。ここでは、新エネルギー導入促進協議会の小水力発電導入促進モデル事業「小水力向けフランシス水車の低コスト・高効率化に関する開発・実証事業」において、山梨県葛野川ダムの水回し水路に設置した比速度80m-kW級フランシス水車(出力172kW、有効落差82.5m)を例に、低コストと高効率、高信頼性を満たした開発事例について紹介する。 |
10:50 ~ 12:10 |
② フランシス水車ランナの 高性能化に関する研究開発について 四国電力株式会社 電力輸送本部水力部電気グループ 副リーダー 土 居 史 和 |
水力発電所では、水車吸出し管内に水圧脈動を伴う異常な現象が発生することがあり、これが顕著になると、振動や騒音、電力動揺等の不安定現象を招くため、吸出し管への強制吸気等により対策を行ってきた。 今回、数値流体解析(CFD)と模型試験を行い、ランナ羽根形状の最適化によって、低出力域と最大出力域の不安定現象の改善をはかり、強制吸気が不要なランナを開発できる見通しを得たので、その内容について紹介する。 |
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13:20 ~ 14:40 |
③ 水力発電設備の 点検高度化に向けた取り組み ~画像を用いた水車羽根損傷等の簡易計測~ 一般財団法人電力中央研究所 システム技術研究所 上席研究員 中 島 慶 人 |
水力発電の現場では、点検周期の延伸や作業時間の短縮など、保全費用の低減ならびに発生電力量を増やすため、様々な取組が実施されている。電中研では、それらの取り組みを支援するため、昨今、進展が著しい画像処理技術を活用し、水力発電設備の点検業務の効率化と高度化を図る研究を進めている。 点検業務支援を目的とした画像処理の研究成果を紹介した後、小型カメラを用いた水車羽根損傷の簡易計測方式を紹介する。 |
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14:40 | 閉 会 (一財)新エネルギー財団 |
注:テーマ、講師及び内容等が変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。 |
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定員 | ||||||||||
140名程度(申込先着順) |
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参加費 | ||||||||||
(ご1名につき) 賛助会員 28,000円、 一 般 32,000円 |
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申込方法等 | ||||||||||
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申込期限 | ||||||||||
平成28年9月27日(火) |
お申し込み、お問い合せ先 |
一般財団法人 新エネルギー財団 水力地熱本部 担 当:実務研修会担当 〒170-0013 東京都豊島区東池袋三丁目13番2号 TEL:03-6810-0364 FAX:03-3982-5101 E-mail: hydroes@nef.or.jp |
「中小水力発電技術に関する実務研修会のご案内と申込書」をPDF形式でダウンロードできます
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「中小水力発電技術に関する実務研修会 申込用紙」をWord形式でダウンロードできます
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