Topics&News-2023年-

研修・講演会

中小水力発電技術に関する実務研修会(令和5年度(2023年度)第1回目)

当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者(技術者)を対象とした研修会を企画実施しております。

この度、本年度第1回目(通算第128回目)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。

関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。

日 時

令和5年(2023年)7月
13日(木)13:10~17:30
14日(金) 9:30~14:50

場 所

「としま区民センター」 8~9階 多目的ホール
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-10
電話 03-6912-7900
(案内図参照)

【JR他 各線】
池袋駅」(東口)より徒歩7分 (地下通路㉜出口が便利です)

◎羽田空港より(例)
 羽田空港 →(東京モノレール 14分)→
 浜松町 →
(山手線外回り 31分)→ 池袋

としま区民センター

定員

120名程度(申込先着順)

参加費

賛助会員 29,400円、一 般 34,600円

研修概要

主テーマ:水力発電所の計画及び建設

開催日:令和5年7月13日(木)~14日(金)

令和5年7月13日(木)

時間 テーマ・講師 主な内容
 

受付開始

 
 

開 会

(一財)新エネルギー財団

 
13:20~14:20

① 小水力発電1,000kW未満仕様標準の紹介

八千代エンジニヤリング株式会社
 事業開発本部 第二開発室 エネルギー課
  課長           中 野  裕 之
一般財団法人 新エネルギー財団
 水力地熱本部 水力業務部(兼)水力国際・技術部
  主任           谷 道   篤

 経済産業省の「令和4年度水力発電の導入加速化補助金」を受けた一般財団法人新エネルギー財団が八千代エンジニヤリング株式会社に委託し,1,000kW程度未満の小水力発電機器を対象として標準的な購入仕様を調査検討し,2023年3月30日に仕様標準を公開した。発電事業者,機器製作者ともに合理的な購入仕様で,イニシャルコストを低減し開発促進を促すものとなっている。
 本講義では,仕様書の内容,特徴等について解説する。[電気が主の講義になります(水車・発電機)]
14:35~15:55

② 既設発電所の未利用落差を利用した水力発電所の開発 ~いちしろ水力発電所の建設~

中部電力株式会社
 再生可能エネルギーカンパニー 長野水力センター
  技術課
               木 内   僚
 再生可能エネルギーカンパニー 静岡水力センター
  技術課
               松 原   誠

 中部電力(株)では,再生可能エネルギーの導入拡大の一環として,安定した発電電力量が期待できる水力発電所の開発に取り組んでいる。いちしろ水力発電所は大井川ダムの維持流量放流設備における未利用落差を利用して発電する流れ込み式発電所であり,既設設備を利用することで環境負荷を抑えつつ貴重な再生可能エネルギーを有効活用するものである。本工事は2020年10月に着工し,2022年6月に運転を開始している。
 本講義では当該発電所の計画,設計および施工について紹介する。[土木の割合が大きい講義になります]
16:10~17:30

③ 尾瀬片品発電所の計画と建設工事
 ~開かれた発電所を目指した開発事例~

東京発電株式会社
 群馬事業所 工務課
 谷川改良工事プロジェクトチーム
               松 平  照 芳
 群馬事業所 工務課
               佐 藤  翔太郎

 東京発電株式会社の第78番目の発電所として尾瀬片品発電所が運転を開始した。本発電所建設の特徴として
・林道沿いに埋設した約2㎞の水圧管路
・海外製水車発電機の採用
・地域共生を目的とした発電所建屋
が,挙げられる。
 本講義では,施工計画並びに建設時の対応,海外製水車採用に至る経緯,地域共生の概要と建設工事中に実施した事例等について説明する。[土木・電気の割合が等しい講義になります]

令和5年7月14日(金)

時間 テーマ・講師 主な内容
9:30~10:50

④ 新桂沢発電所新設工事ついて

電源開発株式会社
 土木建築部 建設マネジメント室 土木機械タスク
               廣 田  綜 一
 水力発電部 水力電気室 発電技術タスク
  総括マネージャー     横 山  拓 治

 国土交通省北海道開発局桂沢ダム下流に位置する桂沢発電所は,桂沢ダムを嵩上げした新桂沢ダム建設に伴う貯水位上昇により発電継続が不可能となる。当社は桂沢発電所を廃止して新桂沢発電所を建設することとし,水車・発電機,屋外開閉所設備等の更新,調圧水槽の嵩上げ,その他既設構造物の補修工事等を実施した。
 本講義では,2022年5月に運開した新桂沢発電所の土木・電気工事の概要を報告する。[土木・電気の割合が等しい講義になります]
11:05~12:25

⑤ 河川維持流量を利用した水力発電所の建設
 ~南木曽吾妻発電所の建設~

関西電力株式会社
 再生可能エネルギー事業本部
 水力エンジニアリングセンター 国内水力グループ
               正 木  晃 平
               中 島  克 明

 南木曽吾妻発電所は,木曽川に位置する山口発電所の取水ダム(山口ダム)の河川維持流量を有効利用する最大使用水量2.84m3/s,最大出力640kWのダム式発電所であり,2020年8月に着工し,2022年7月に営業運転を開始した。
 発電所の建設にあたっては,非常に高低差のある狭隘な箇所での工事となるため,施工ヤードの密な調整及び徹底した安全管理が求められた。
 本講義では,工事の計画,設計及び施工について紹介する。[土木・電気の割合が等しい講義になります]
13:30~14:50

⑥ 新姫川第六発電所新設工事の計画及び施工概要

黒部川電力株式会社
 工務部
  部長(土木担当)     大 島  一 幸
  次長           鷲 澤  和 弥

 黒部川電力㈱では,これまで純国産の再生エネルギーである水力発電開発を進めてきた。
 このたび,一級河川姫川本川に位置する既設姫川第六発電所取水堰堤より,最大30.00m3/sを増量取水し,有効落差102.30m,最大出力27,900kW,年間発電電力量約8,770万kWhの新姫川第六発電所を新設し,2022年4月5日より営業運転を開始した。
 本講義では,新姫川第六発電所新設工事の計画及び施工概要と導水路トンネル掘削における新技術のNATBM工法について紹介する。[土木の割合が大きい講義になります]

閉 会

(一財)新エネルギー財団

 
  • *テーマ、講師及び内容等が変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

申込期限

令和5年7月5日(水)

申込方法等

  • (1) 下の「参加申込」ボタンから表示される参加申込フォームに必要事項を入力してお申込み下さい。
    お申込後、受付メールを返信しますので、確認をお願いします。
    受付メールが届かない場合、あるいは参加申込フォームからのお申込みができない方は、「お申込み、お問合せ先」までご連絡下さい。
  • (2) お申込者数が定員に達しますと、受付を締切らせて頂きます。あらかじめご了承下さい。なお、その際は、当財団からご連絡いたします。
  • (3) お申込受付後、参加申込フォームに記載のメールアドレスへ請求書を送付します(郵送を希望される場合はお申出下さい)。参加費は、請求書記載の金融機関へお振込み下さい。なお、振込手数料は、お申込者負担とさせて頂きます。
  • (4) お申込受付後にキャンセルまたは受講者変更となる場合は至急ご連絡下さい。
    キャンセルのご連絡を頂いた方には、テキスト代、テキスト送料、振込手数料等を頂く場合がございます。また、研修会当日にご連絡なく欠席された方には、参加費の返金はできませんので、ご了承下さい。
    また、研修会当日にご連絡なく欠席された方には、参加費の返金はできませんので、ご了承下さい。
  • (5) 一つのお申込の中で、初日と2日目で受講者が代わる場合は、受付にお申出下さい。テキストをお預かりすることもできます。なお、この場合の参加申込フォームへの受講者名のご記入は、初日に来られる方のお名前でお願いします。
  • (6) 受講者には研修会当日の受付時に受講証明書をお渡しします。
    必要により、CPD記録(教育形態「講習会等への参加(認定プログラム以外)」「自己学習」など)等でご使用下さい。
  • (7) 講義中にパソコン等を利用される際は、タイピング音が他の受講者の迷惑にならないようご注意下さい。
  • (8) 研修会当日(2日間)の昼食は、近傍の食堂利用を推奨しますが、館内での食事も可能です。注意事項としては衛生環境に配慮すること、また床が板材となっているため飲み物等をこぼすことのないようにご注意下さい。(万が一、こぼしてもすぐに拭き取れるように布巾等をご準備いただけると安心です)
  • (9) 会場ホール内1階席のほか、2階席(固定席、机なし)も利用可能です。
  • (10) 今回、受講申込みされた方につきましては、過去の実務研修会テキストを割安で購入することができます。
    詳しくは「実務研修会テキスト バックナンバー販売について」をご覧ください。

テキスト頒布について

テキストのみの頒布を希望される方は、以下の方法でお申込み下さい。

  • (1) 頒布価格:賛助会員 5,000円、一 般 6,000円(消費税・送料別)
  • (2) 申込期限:令和5年7月12日(水)
  • (3) 申込方法:
    • 下の「テキスト頒布申込」ボタンから表示されるテキスト頒布申込フォームに必要事項を入力してお申込み下さい。
      お申込後、受付メールを返信しますので、確認をお願いします。
      受付メールが届かない場合、あるいはテキスト頒布申込フォームからのお申込みができない方は、「お申込み、お問合せ先」までご連絡下さい。
    • お申込受付後、テキスト頒布申込フォームに記載のメールアドレスへ請求書を送付します(郵送を希望される場合はお申出下さい)。
      参加費は、請求書記載の金融機関へお振込み下さい。
      なお、振込手数料は、お申込者負担とさせて頂きます。

実務研修会テキスト バックナンバー販売について

今回、受講申込みされた方には過去の実務研修会テキストを割安で購入することができます。(定価の20%引き[賛助会員:4,000円,一般:4,800円(消費税・送料別)]) 購入方法は下記の2通りと致します。

  • (1) 参加申込みフォームからの購入
    • 購入希望者は、研修会申込みフォームにてお申込みの際に「バックナンバー購入希望」欄に「希望」と記載のうえ、ご希望の開催回数と部数をご記入ください。(複数購入可)
    • 購入希望の方は、当財団ホームページの開催案内ページにリストを掲載いたしますので、リストを確認のうえお申込みください。
      なお、数に限りがございますので先着順とし、無くなり次第当該開催回数分は終了と致しますのでご了承願います。
    • 研修会参加申込み受付後に、参加費とは別に請求書を送付させていただきます。
      ご希望いただきましたバックナンバーについては、受付後に送付致します。
      (本研修会のテキストにつきましては、当日会場にてお渡しする予定です)
  • (2) 研修会場での購入
    • 研修当日に参加者の皆さまに、「バックナンバー申込用紙」を受付付近に準備いたしますので、必要事項を記入し事務局へ提出してください。
    • リストは、受付付近に置いてありますので、ご自由にご覧ください。

コロナウイルス感染対策について

本研修会対面開催に当たり、会場において感染防止対策にご協力をお願い致します。

  • (1) 各自 マスクの着用、および手洗いやアルコール消毒の励行。※
  • (2) 当日、発熱・咳・喉の痛み等体調不良時は出席を控えるようお願いします。

※R5.3.13よりマスク着用は個人判断が基本となっておりますが、高齢者などの重症化リスクの高い方の感染防止のため、研修会場では極力マスク着用と手洗い・手指消毒等の基本的感染対策について皆様のご協力をお願いします。なお、研修会当日は開催時の国の方針によるものとします。

お申込み、お問合せ先

一般財団法人 新エネルギー財団 水力地熱本部
担当:実務研修会担当
〒170-0013 東京都豊島区東池袋三丁目13番2号
TEL:03-6810-0364 FAX:03-3982-5101
E-mail:hydroes,nef.or.jp

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