Topics&News-2024年-

研修・講演会

中小水力発電技術に関する実務研修会(令和6年度(2024年度)第1回)

当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者(技術者)を対象とした研修会を企画実施しております。

この度、令和6年度 第1回(通算第131回)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。

関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。

日 時

令和6年(2024年) 7月
18日(木)13:10~17:00
19日(金) 9:30~14:30

場 所

「としま区民センター」 8階 多目的ホール
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-10
電話 03-6912-7900
(案内図参照)

【JR他 各線】
「池袋駅」(東口)より徒歩7分 (地下通路㉜出口が便利です)

◎羽田空港より(例)
 羽田空港 →(東京モノレール 14分)→
 浜松町 →
(山手線外回り 31分)→ 池袋

としま区民センター

定員

120名程度(申込先着順)

参加費

賛助会員 34,100円(消費税込み)、一 般 39,600円(消費税込み)

研修概要

主テーマ:水力発電所の計画及び建設

開催日:令和6年7月18日(木)~19日(金)

令和6年7月18日(木)

時間 テーマ・講師 主な内容
12:40

受付開始

 
13:10

開 会

(一財)新エネルギー財団

開会挨拶,プログラムの紹介ほか
13:20~14:20

① 水利権制度について

国土交通省
 水管理・国土保全局 水政課水利調整室
  係長   道原  直斗

  国土交通省では、再生可能エネルギーである小水力発電の推進に向け、水利使用区分の見直しや、既に水利使用の許可を得た農業用水等を利用して行う小水力発電(従属発電)について許可制に代えて登録制を導入すること等により、水利使用許可(水利権)に関する手続きの簡素化・円滑化を進めている。
 本講義では、河川法の基礎知識から、水利使用許可に関する手続きの流れ、小水力発電の普及促進に向けた取組みなど、水利権制度について紹介する。
【土木が主の講義になります】
14:35~15:35

② 兵庫県香美町における小水力発電所の新設

株式会社 鴻池組
 環境イノベーション部
  部長   井澤  武史

 2024年5月、兵庫県香美町小代区において199kWの新たな小水力発電所が運開した。
 本講義では机上検討から現地調査、計画、地元調整、設計、建設工事、運開まで、地域と協働で進めてきた経過報告を中心に、流れ込み式小水力発電の事業化全般について紹介する。
【土木が主の講義になります】
15:50~17:00

③ 越百のしずく発電所の建設
~災害に強く、地域に根ざした発電所の計画~

長野県企業局
 電気事業課
  課長補佐   北沢  慎一
南信発電管理事務所 飯田発電建設事務所
  担当係長   小野川  幸洋

 長野県企業局では、既設与田切発電所の大規模改修とさらに上流で取水しシリーズ発電を行う「越百のしずく発電所」の建設を行う「与田切川発電所再開発事業」を実施している。発電所のある与田切川は、その集水域に国内有数の大崩壊地である百間ナギを有し、出水のたびに発生する濁水による発電停止や土石流による設備の被災に悩まされてきた。
 本講義では、それらの対策に加え、当県で進めている「地域連携型水力発電所」の取組について紹介する。
【土木の割合が大きい講義になります】

令和6年7月19日(金)

時間 テーマ・講師 主な内容
9:30~10:30

④ 小又川新発電所の建設

三菱マテリアル株式会社
 再生可能エネルギー事業部 生産技術統括部
  部長補佐   近藤  智也

 東日本大震災以降、再生可能エネルギーの意義が高まる中、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が施行され、水力発電事業を取り巻く環境が整備されたことから、発電に利用可能な水量の内、未利用な放流水を回収し発電電力量の増加を目的に、小又川新発電所の建設を計画した。
 本工事は、2019年4月に着工し2022年12月に竣工、営業運転を開始している。本講義では、当該発電所の計画、設計及び施工について紹介する。
【土木が主の講義になります】
10:45~11:45

⑤ 鶴来古町発電所新設工事の計画及び施工概要

北陸電力株式会社
 手取川水系工事所
  所長   中野  俊一

 当社では,電源の脱炭素化の取組みの一つとして、再生可能エネルギー開発量を2030年代早期に2018年度対比で100万kW以上増加させることを目指しており、その一環として、鶴来古町発電所の新設を進めている。当発電所は最大使用水量9.40 m3/s,有効落差7.52 m,出力584 kW の計画であり、運転開始後は年間発電電力量約460万 kWh を発電し、二酸化炭素排出量を年間約2,040 t 削減できる見込みである。新設工事は、2022年2月に着工し、2025年4月の運転開始を目指している。
 本講義では,鶴来古町発電所新設工事の計画及び施工の概要について紹介する。
【土木の割合が大きい講義になります】
13:20~14:30

⑥ 玉川第二発電所新設工事の計画と施工概要

東北自然エネルギー株式会社
 水力事業部
  部長   山形  宏文

 玉川第二発電所は、山形県小国町に建設された新設水力発電所であり、2022年11月に運転を開始した。既設玉川発電所からの放流水と新たに設けた取水堰から合わせて最大 25 m3/sを取水し、約5.6 kmの導水路で水槽まで導き、最大14,600kWの発電を行う水路式発電所である。
 本講義では、計画設計概要、官庁申請対応、主要設備の施工概要ならびに導水路工事で採用したTBM工法における軟弱地盤対策、取水堰の下流洗堀対策など施工の工夫点を中心に紹介する。
【土木の割合が大きい講義になります】
14:30

閉 会

(一財)新エネルギー財団

 
  • *テーマ、講師及び内容等が変更される場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

申込期限

令和6年 7月10日(水)

申込方法等

  • (1) 下の「参加申込」ボタンから表示される参加申込フォームに必要事項を入力してお申込み下さい。
    お申込後、受付メールを返信しますので、確認をお願いします。
    受付メールが届かない場合、あるいは参加申込フォームからのお申込みができない方は、「お申込み、お問合せ先」までご連絡下さい。
  • (2) お申込者数が定員に達しますと、受付を締切らせて頂きます。あらかじめご了承下さい。
    なお、その際は、当財団からご連絡いたします。
  • (3) お申込受付後、参加申込フォームに記載のメールアドレスへ請求書を送付します(郵送を希望される場合はお申出下さい)。
    参加費は、請求書記載の金融機関へお振込み下さい。
    なお、振込手数料は、お申込者負担とさせて頂きます。
  • (4) お申込受付後にキャンセルまたは受講者変更となる場合は至急ご連絡下さい。
    キャンセルのご連絡を頂いた方には、テキスト代、テキスト送料、振込手数料等を頂く場合がございます。
    また、研修会当日にご連絡なく欠席された方には、参加費の返金はできませんので、ご了承下さい。
  • (5) 受講者には研修会当日の受付時に受講証明書をお渡しします。
    必要により、CPD記録(教育形態「講習会等への参加(認定プログラム以外)」「自己学習」など)等でご使用下さい。
  • (6) 講義中にパソコン等を利用される際は、タイピング音が他の受講者の迷惑にならないようご注意下さい。
  • (7) 研修会当日(2日間)の昼食は、近傍の食堂利用を推奨しますが、館内での食事も可能です。
    注意事項としては衛生環境に配慮すること、また床が板材となっているため飲み物等をこぼすことのないようにご注意下さい。(万が一、こぼしてもすぐに拭き取れるように布巾等をご準備いただけると安心です)
  • (8) 今回、受講申込みされた方につきましては、過去の実務研修会テキストを割安で購入することができます。詳しくは「実務研修会テキスト バックナンバー販売について」をご覧ください。

テキスト頒布について

テキストのみの頒布を希望される方は、以下の方法でお申込み下さい。

  • (1) 頒布価格:賛助会員 6,600円、一 般 7,700円(消費税込み・送料別)
  • (2) 申込期限:令和6年 7月17日(水)
  • (3) 申込方法:
    • 下の「テキスト頒布申込」ボタンから表示されるテキスト頒布申込フォームに必要事項を入力してお申込み下さい。
      お申込後、受付メールを返信しますので、確認をお願いします。
      受付メールが届かない場合、あるいはテキスト頒布申込フォームからのお申込みができない方は、「お申込み、お問合せ先」までご連絡下さい。
    • お申込受付後、テキスト頒布申込フォームに記載のメールアドレスへ請求書を送付します(郵送を希望される場合はお申出下さい)。
      お支払いは、請求書記載の金融機関へお振込み下さい。
      なお、振込手数料は、お申込者負担とさせて頂きます。

実務研修会テキスト バックナンバー販売について

今回、受講申込みされた方には過去の実務研修会テキストを割安で購入できます。
(定価の20%引き[賛助会員:5,280円,一般:6,160円(消費税込み・送料別)])
購入方法は下記の2通りと致します。

  • (1) 参加申込みフォームからの購入
    • 購入希望者は、研修会申込みフォームにてお申込みの際に「バックナンバー購入希望」欄に「希望」と記載のうえ、ご希望の開催回数と部数をご記入ください。(複数購入可)
    • 当財団ホームページの開催案内ページにリストを掲載いたしますので、リストを確認のうえお申込みください。
      なお、数に限りがございますので先着順とし、無くなり次第当該開催回数分は終了と致しますのでご了承願います。
    • 研修会参加申込み受付後に、参加費とは別に請求書を送付させていただきます。
      ご希望いただきましたバックナンバーについては、受付後に送付致します。
  • (2) 研修会場での購入
    • 研修当日に参加者の皆さまに、「バックナンバー申込用紙」を受付付近にリストとともに準備いたしますので、必要事項を記入し事務局へ提出してください。
    • リストは、受付付近に置いてありますので、ご自由にご覧ください。

お申込み、お問合せ先

一般財団法人 新エネルギー財団 水力地熱本部
担 当:実務研修会担当
E-mail:hydroes,nef.or.jp

〒161-0033 東京都新宿区下落合2丁目3番18号
TEL:03-6810-0364 FAX:03-6810-0370

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