研修・講演会
当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者(技術者)を対象とした研修会を企画実施しております。
この度、令和6年度 第1回(通算第131回)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。
関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。
「としま区民センター」 8階 多目的ホール
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-10
電話 03-6912-7900
(案内図参照)
◎羽田空港より(例)
羽田空港 →(東京モノレール 14分)→
浜松町 →
(山手線外回り 31分)→ 池袋
120名程度(申込先着順)
賛助会員 34,100円(消費税込み)、一 般 39,600円(消費税込み)
主テーマ:水力発電所の計画及び建設
開催日:令和6年7月18日(木)~19日(金)
時間 | テーマ・講師 | 主な内容 |
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12:40 | 受付開始 |
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13:10 | 開 会(一財)新エネルギー財団 |
開会挨拶,プログラムの紹介ほか |
13:20~14:20 | ① 水利権制度について国土交通省 |
国土交通省では、再生可能エネルギーである小水力発電の推進に向け、水利使用区分の見直しや、既に水利使用の許可を得た農業用水等を利用して行う小水力発電(従属発電)について許可制に代えて登録制を導入すること等により、水利使用許可(水利権)に関する手続きの簡素化・円滑化を進めている。 本講義では、河川法の基礎知識から、水利使用許可に関する手続きの流れ、小水力発電の普及促進に向けた取組みなど、水利権制度について紹介する。 【土木が主の講義になります】 |
14:35~15:35 | ② 兵庫県香美町における小水力発電所の新設株式会社 鴻池組 |
2024年5月、兵庫県香美町小代区において199kWの新たな小水力発電所が運開した。 本講義では机上検討から現地調査、計画、地元調整、設計、建設工事、運開まで、地域と協働で進めてきた経過報告を中心に、流れ込み式小水力発電の事業化全般について紹介する。 【土木が主の講義になります】 |
15:50~17:00 | ③ 越百のしずく発電所の建設
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長野県企業局では、既設与田切発電所の大規模改修とさらに上流で取水しシリーズ発電を行う「越百のしずく発電所」の建設を行う「与田切川発電所再開発事業」を実施している。発電所のある与田切川は、その集水域に国内有数の大崩壊地である百間ナギを有し、出水のたびに発生する濁水による発電停止や土石流による設備の被災に悩まされてきた。 本講義では、それらの対策に加え、当県で進めている「地域連携型水力発電所」の取組について紹介する。 【土木の割合が大きい講義になります】 |
時間 | テーマ・講師 | 主な内容 |
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9:30~10:30 | ④ 小又川新発電所の建設三菱マテリアル株式会社 |
東日本大震災以降、再生可能エネルギーの意義が高まる中、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が施行され、水力発電事業を取り巻く環境が整備されたことから、発電に利用可能な水量の内、未利用な放流水を回収し発電電力量の増加を目的に、小又川新発電所の建設を計画した。 本工事は、2019年4月に着工し2022年12月に竣工、営業運転を開始している。本講義では、当該発電所の計画、設計及び施工について紹介する。 【土木が主の講義になります】 |
10:45~11:45 |
⑤ 鶴来古町発電所新設工事の計画及び施工概要北陸電力株式会社 |
当社では,電源の脱炭素化の取組みの一つとして、再生可能エネルギー開発量を2030年代早期に2018年度対比で100万kW以上増加させることを目指しており、その一環として、鶴来古町発電所の新設を進めている。当発電所は最大使用水量9.40 m3/s,有効落差7.52 m,出力584 kW の計画であり、運転開始後は年間発電電力量約460万 kWh を発電し、二酸化炭素排出量を年間約2,040 t 削減できる見込みである。新設工事は、2022年2月に着工し、2025年4月の運転開始を目指している。 本講義では,鶴来古町発電所新設工事の計画及び施工の概要について紹介する。 【土木の割合が大きい講義になります】 |
13:20~14:30 | ⑥ 玉川第二発電所新設工事の計画と施工概要東北自然エネルギー株式会社 |
玉川第二発電所は、山形県小国町に建設された新設水力発電所であり、2022年11月に運転を開始した。既設玉川発電所からの放流水と新たに設けた取水堰から合わせて最大 25 m3/sを取水し、約5.6 kmの導水路で水槽まで導き、最大14,600kWの発電を行う水路式発電所である。 本講義では、計画設計概要、官庁申請対応、主要設備の施工概要ならびに導水路工事で採用したTBM工法における軟弱地盤対策、取水堰の下流洗堀対策など施工の工夫点を中心に紹介する。 【土木の割合が大きい講義になります】 |
14:30 | 閉 会(一財)新エネルギー財団 |
令和6年 7月10日(水)
テキストのみの頒布を希望される方は、以下の方法でお申込み下さい。
今回、受講申込みされた方には過去の実務研修会テキストを割安で購入できます。
(定価の20%引き[賛助会員:5,280円,一般:6,160円(消費税込み・送料別)])
購入方法は下記の2通りと致します。
一般財団法人 新エネルギー財団 水力地熱本部
担 当:実務研修会担当
E-mail:hydroes,nef.or.jp
〒161-0033 東京都新宿区下落合2丁目3番18号
TEL:03-6810-0364 FAX:03-6810-0370