研修・講演会
当財団では、中小水力発電開発促進事業の一環として、水力発電実務担当者(技術者)を対象とした研修会を企画実施しております。
この度、本年度第3回目(通算第130回目)の研修会を下記要領にて開催いたしますので、ご案内申し上げます。
関係各位多数ご参加下さいますようよろしくお願い申し上げます。
「としま区民センター」 8~9階 多目的ホール
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-20-10
電話 03-6912-7900
(案内図参照)
◎羽田空港より(例)
羽田空港 →(東京モノレール 14分)→
浜松町 →
(山手線外回り 31分)→ 池袋
120名程度(申込先着順)
賛助会員 34,100円、一 般 39,600円
主テーマ:水力発電所の改造及び運用保守
開催日:令和6年2月1日(木)~2日(金)
時間 | テーマ・講師 | 主な内容 |
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10:20 | 受付開始 |
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10:50 | 開 会(一財)新エネルギー財団 |
開会挨拶,プログラムの紹介ほか |
11:00~12:00 | ① 水力発電所におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)実現に向けた取組日立三菱水力株式会社 |
エネルギー産業全体でDXを推進し持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいる。水力発電所においても経済産業省のガイドラインに基づき、ICTやIoTを活用した保守・点検の効率化と高度化が進められている。 弊社では、岩手県企業局殿の四十四田(しじゅうしだ)発電所でガイドラインの骨子である、遠隔監視化・常時監視化、判断内容の客観化・高度化、現場作業の知識集約に則った実証を進めている。 本講義では、これまでの成果や課題について紹介する。 [電気が主の講義になります] |
13:20~14:20 | ② 虻田発電所水車発電機更新工事
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虻田発電所は水車発電機3台の設備構成で1939年に運転を開始しており,経年劣化が著しく,改修範囲は設備全体に及ぶことから,FIT制度(既設導水路活用型)を適用した更新工事を2018年に着工し,3台全ての更新工事を2022年に竣工した。 本講義では,貯水池水位・停電制約による1台毎の水車発電機更新方法,オープンケーシング等の新技術採用による工期短縮などの取組み等の特徴を中心に水車発電機他更新工事の設計および施工について紹介する。 [電機・土木の割合が等しい講義になります] |
14:35~15:35 | ③ 浄土寺川ダム発電所の故障と再発防止対策福井県 |
福井県では、カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの導入を推進している。 浄土寺川ダム発電所は、浄土寺川ダムからの維持放流水等を利用する最大使用水量1.3㎥/s、有効落差48.5m、出力490KVAの小水力発電設備であり、2016年5月から運転を開始したが、2022年12月に水車の故障が発生し発電が停止。故障調査委員会を立ち上げ、原因分析と再発防止対策の検討を経て、現在、復旧工事を行っており、来年2月末発電再開を目指している。 本講義では、当該発電所での故障状況、故障発生メカニズム、再発防止対策について紹介する。 [電機が主の講義になります] |
15:50~16:50 | ④ 水力発電設備の樹脂管(一般市販管)技術規程の改訂一般社団法人 日本電気協会 |
農業、上・下水道等において使用されている塩ビ管(硬質ポリ塩化ビニル管等)、押出ポリ管(一般ポリエチレン管等)、リブ管(ガラス繊維強化ポリエチレン管等)の、軽量で施工性のよい樹脂管を、水力発電設備の水圧管路に適用する場合の計画・設計・施工・保守管理について示した技術規程を、約5年ぶりに改訂した。 本講義では、至近の適用実績、導入ユーザーからの要望等を踏まえた規程の改訂内容とともに、施工方法等について紹介する。 [土木が主の講義となります] |
時間 | テーマ・講師 | 主な内容 |
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9:20~10:20 | ⑤ 緑川第一及び第二発電所リニューアル事業の概要熊本県企業局 |
熊本県企業局では、国管理の多目的ダムである緑川ダムから取水する緑川第一発電所(29,000kW)及びその下流の県管理の逆調整ダムである船津ダムから取水する緑川第二発電所(6,400kW)のリニューアルを2発電所同時に実施し、2022度に完了した。 本講義では、同発電所リニューアル工事の概要や、他の発電所を含めたリニューアル事業の検討段階から事業完了までの取組みについて紹介する。 [電機の割合が多い講義になります] |
10:30~11:30 | ⑥ 奥津発電所改修工事の計画及び施工概要中国電力株式会社 |
奥津発電所は、運転開始後約90年が経過し、発電設備全体の経年劣化が進行していたことから、水車・発電機、発電所建物及び土木設備全般の改修工事を行った。2020年10月から準備工事に着手、11月から本工事を開始し、2023年3月に運転開始を迎えた。 改修工事にあたっては、水車の高効率化による発電電力量の増加や、設備実態を踏まえた土木設備の合理化を図った。 本講義では、奥津発電所改修工事で実施した土木・電気工事の概要について紹介する。 [土木が主の講義となります] |
11:35 | 閉 会(一財)新エネルギー財団 |
令和6年1月24日(水)
テキストのみの頒布を希望される方は、以下の方法でお申込み下さい。
今回、受講申込みされた方には過去の実務研修会テキストを割安で購入することができます。
(定価の20%引き[賛助会員:4,000円,一般:4,800円(消費税・送料別)])
購入方法は下記の2通りと致します。
本研修会対面開催に当たり、会場において感染防止対策にご協力をお願い致します。
※R5.3.13よりマスク着用は個人判断が基本となっておりますが、高齢者などの重症化リスクの高い方の感染防止のため、研修会場では極力マスク着用と手洗い・手指消毒等の基本的感染対策について皆様のご協力をお願いします。
なお、研修会当日は開催時の国の方針によるものとします。
一般財団法人 新エネルギー財団 水力地熱本部
担 当:実務研修会担当
E-mail:hydroes,nef.or.jp
※2023年12月25日(月)からのお問合せ先は、下記の通りです。
〒161-0033 東京都新宿区下落合2-3-18 SKビル K棟4階
TEL:03-6810-0364(変更なし) FAX:03-6810-0359
※2023年12月22日(金)までのお問合せ先は、下記の通りです。
〒170-0013 東京都豊島区東池袋三丁目13番2号
TEL:03-6810-0364 FAX:03-3982-5101