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秋田県大型洋上風力発電の商業運転開始について

秋田県能代港の洋上に20基と秋田港の洋上に13基の大型洋上風力発電施設が完成し能代港洋上風力発電所が令和4年12月22日に秋田港洋上風力発電所が令和5年1月31日に再生可能エネルギー固定価格買取制度(FET制度)による商業運転を開始しました。

大型洋上風力発電施設の導入は、平成25年秋田県が港湾区域における洋上風力発電の先行的な導入を目指し、秋田港と能代港における適地を選定し、発電事業者を公募し選定したことから始まっています。

この大型洋上風力発電施設を導入した秋田洋上風力発電株式会社は、秋田県内企業7社を含む13社(丸紅㈱、㈱大林組、東北電力㈱、コスモエコパワー㈱、関西電力㈱、中部電力㈱、㈱秋田銀行、大森建設㈱、㈱沢木組、協和石油㈱、㈱加藤建設、㈱寒風、三共㈱)で平成28年4月21日に設立されました。

風車は、デンマークVestas社製の一基4.2MWで能代港に20基84MW、秋田港に13基54.6MWの着床式洋上風力発電で、合計約140MWの発電容量から発電される予想発電量は、秋田市内の全世帯約13万7000軒の消費電力に相当します。

発電した電気は、全量東北電力㈱に20年間に亘り売電される予定です。

能代港・秋田港の洋上風力発電建設工事は、令和2年3月頃から陸上工事を開始、令和3年3月より洋上工事を計画し建設が進められ、総工事業費は、約1,000億円を見込んでいます。

今後は、現在主流となっている着床式洋上風力発電に加え、今後は浮体式洋上風力発電なども本格導入され洋上風力発電が再生可能エネルギーの切り札となることを大いに期待しています。

秋田港大型洋上風力発電
秋田港大型洋上風力発電
秋田港大型洋上風力発電
秋田港大型洋上風力発電
秋田港大型洋上風力発電
秋田港大型洋上風力発電
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