石狩市と石狩厚田グリーンエネルギー株式会社が実施する「石狩市厚田マイクログリッド」の取り組みが、北海道経済産業局が主催する「北国の省エネ・新エネ大賞」優秀賞を受賞しました。
「北国の省エネ・新エネ大賞」は、北海道における省エネルギー・新エネルギーに関する有効利用、開発及び普及に係る取組において、著しい成果及び功績がありほかの模範となる取り組みを表彰することによって、一層の省エネルギーの推進及び新エネルギーの利用促進を図ることを目的とするものです。
石狩市の北部には、大規模災害時に陸路の寸断などにより孤立しやすい地域があり、同時に長時間の停電が起きるなどエネルギーの安定供給に対する地方部特有の課題を抱えています。北海道の地方部の多くは同様の課題を抱えており、この課題を解決するには、地域に有るエネルギーを地域で上手に使う仕組みを構築することが重要です。
「地域」で生み出すエネルギーを「地域」で使う、エネルギーの地産地活の新しい電力供給モデル「石狩市厚田マイクログリッドシステム」が令和4年3月31日に石狩市厚田地区に完成しました。本システムにより太陽光による再エネ電力を近隣の5つの公共施設へ供給し、災害時(停電時)には蓄電池と水素による電力を指定避難所である厚田学園の体育館に供給します。
【システム仕様】
【システムの特徴】
令和4年4月1日からは、石狩市厚田マイクログリッドシステム運営事業として、高砂熱学工業株式会社が出資する特別目的会社である石狩厚田グリーンエネルギー株式会社が設備の維持管理などの運営業務を行なっています。
本取組みは、太陽光発電の余剰電力によるグリーン水素の製造を行うという点で先進性・独自性が高く評価されるとともに、本マイクログリッドの運営にPFI法に基づくコンセッション方式を導入し、民間事業者による運営事業を行う事例は国内初あるという点評価が評価されました。
自治体が主体となり、地域の実情に合わせた企業と連携した取り組みに今後も期待したい。
【参考資料】