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FIP制度への移行について(その4)
―プレミアムは年間を通じほぼ一定に―

FIP制度の詳細設計については、国の委員会において2020.8~2021.1に渡り審議され、基本方針、FIP対象区分、基準価格、参照価格などや関連する内容を含めて制度の基本的な仕組みが固まった。

FIP制度に直接関わる範囲と要点は次の通り。
(詳細は、再エネ大量導入・次世代NW小委員会2021.1.13 配布資料による)

  • 制度設計の基本方針→他電源と共通の環境下で競争するまでの途中経過に位置付ける
  • FIP対象区分→初年度(2022年度)は、FIT/FIPの選択制の方向
  • 基準価格→当初は、国(算定委)が決定する調達価格と調達期間と同水準
  • 参照価格→前年度年間平均市場価格+月間補正価格(当年度月間平均市場価格-前年度月間平均市場価格)により算定
  • プレミアム→基準価格-参照価格

特に、市場価格に上乗せする「プレミアム」について、従来案では市場参照期間を1ヶ月とし、月ごとに見直して固定する考え方であった。この案の場合、需要期にプレミアを少なくし、不需要期にプレミアを多くするものであり、合理的な提案ではない等の意見もあり、新たな案が提案された。

新たな案では、参照価格を前年度年間平均市場価格+月間補正価格(当年度月間平均市場価格-前年度月間平均市場価格)により算定する方法としている。この方法によれば、以下に示す通り、前年度年間平均市場価格を基本とすることにより、プレミアムが需要期に小さく、不需要期に大きくなるといった不適切な価格シグナルを回避できるものである。

言い換えれば、プレミアムは、月毎に微調整はあるものの年間を通じてほぼ一定であり、FIP認定事業者の事業全体での投資回収の予見性は向上するものと考えられる。

市場参照価格について
(再エネ大量導入・次世代NW小委員会2020.12.7 配布資料より抜粋)

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