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Fujisawaサスティナブル・スマートタウン

神奈川県藤沢市にうまれた『Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)』は、先進的な取り組みを進めるパートナー企業と藤沢市の官民一体の共同プロジェクトです。現在、藤沢、綱島(神奈川県横浜市)、吹田(大阪府吹田市)の3個所で進められている本プロジェクトの第一弾として開始されました。

大きな特徴は、1‚000世帯もの家族の営みが続くリアルなスマートタウンとして、技術先行のインフラ起点でなく、住人ひとりひとりのくらし起点の街づくりを実現したことです。

しかしながら、『Fujisawa SST』が誇っているのは、街のスケールではありません。

街づくりの発想とプロセスです。技術中心に進化してきたスマートタウンは、最初にインフラを構築し、次に家や施設の空間設計を行い、最後に住人サービスを考えます。しかし、『Fujisawa SST』では、最初に、エネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネスなどの様々な角度から住人の快適性、地域特性や未来のくらしを考えてスマート・コミュニティライフを提案。次にそれらに最適な家や施設など街全体をスマート空間として設計し、最後に新しいくらしを支えるスマートインフラを最適構築しています。

「人」を中心に置いた「くらし起点」の発想とプロセスで、サスティナブルに進化していく『Fujisawa SST』。コンセプトを現実の街にするために「街づくりの道しるべ」となる数値目標を設定しています。

全体目標
Fujisawaモデル

自然の恵みを取り入れた「エコで快適」、そして「安心・安全」な生活が持続する街づくりを実現し、新たなスマートタウン像として国内外へ積極的に展開しています。

そして、住人の生の声をタウンマネジメント会社が吸い上げ、新しいサービス・技術を取り入れ、サスティナブルに街を発展させ続けています。そうしたくらし起点の画期的な仕組みが、エネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネス、コミュニティ、さらに非常時まで…くらしのあらゆる場面で『生きるエネルギー』をうみだし続けています。

自治体が主体となり、地域の実情に合わせた企業と連携した取り組みに今後も期待したい。

※参考資料

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