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海外の再エネ事情(アジア その2)

風力や太陽光、水力発電など、再生可能エネルギーに適した立地は、需要地と離れている場合が多く、送電能力が不足しているために利用されないことがあります。中国能源省によると利用できなかった風力発電量(棄風量)は2017年には49,700GWh、2016年には41,900GWhということです。

このような状況を背景として、中国では、内陸部で発生する再エネによる電力を沿海部の需要地域に高電圧の直流送電線で届けるプロジェクトを進めています。直流送電は、長距離の場合交流送電よりも価格効率が良く、自励式は制御性が高く洋上風力など再生可能エネルギーによる発電電力の弱い系統への接続が適しているといわれています。

現在プロジェクトでは、新疆から上海を結ぶ1100kV特別高圧直流送電線(全長3293.1km, 送電容量12GW)の導入が進められています。

中国では、国内だけではなく、周辺国とも電力の相互連携を推進しています。2017年末には、ロシア、モンゴルとの間に電力連系を実現させており、ミャンマーとバングラディシュ両国への電力供給については、基本的合意に基づく話し合いが行われています。

また、政府が発電量や電力需要量を制御する従来の方式を改め、需要側が自由に市場で電力調達できるシステムの構築を計画しています。

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