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海外の再エネ事情(2019 欧州 その1)

2020年2月にAgora Energiewende and Sandbagが発表した ”The European Power Sector in 2019: Up-to-Date Analysis on the Electricity Transition”には2019年のEU28か国の電力状況がまとめられています。

2019年のEU全体の発電電力量は3,222TWhで、そのうち34.6%が再生可能エネルギーによるものでした。欧州では、風力、太陽、バイオマスが発電資源の24%を占めています。再生可能エネルギーは、デンマークの発電需要の47%、ドイツでは30%、アイルランドでは28%、ポルトガルでは26%、スペインでは25%、英国では23%を占めていますが、EU全体の平均は18%です。

太陽エネルギーは、欧州の電力の4%を担っていますが、この割合は国によって大きく異なります。最大はマルタで発電量の9%、次いでドイツ、ギリシャ、イタリアで8%です。一方でポーランド、フィンランド、エストニア、ラトビア、スウェーデン、アイルランドでは、ほとんど太陽エネルギーによる発電はありません。2019年に太陽エネルギーによる発電量が増えた国は、オランダ(3TWh増)、スペイン(2.1TWh増)、フランス(1.7TWh増)で、この3か国でEUでの太陽エネルギーによる発電増の54%を貢献しています。スペインは、2019年に最大の4.7GWの太陽エネルギーを導入していますが、ドイツは4GW、オランダは2.5GW、フランスは1GW、ポーランドは0.8GWでした。上位5か国でEUの新規設置量の78%を占めています。

風力発電は、2019年に14%(54TWh)増加しましたが、これは、ドイツ、フランス、スペイン、英国、スウェーデン、オランダ、イタリアの7か国での成長によるものです。

バイオマス発電の増加は1%にとどまっています。EUのバイオマス発電の50%がドイツ、英国、イタリア3か国によるものです。

水力発電は2014年から成長が落ち込んでいますが、2019年もスペイン、イタリア、フランスの渇水により21TWhの減少となっています。EUの水力発電の70%はスウェーデン、フランス、イタリア、オーストリア、スペインによるものです。

【参考】

  • ・The European Power Sector in 2019:Up-to-Date Analysis on the Electricity Transition, Agora Energiewende and Sandbag

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