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「基礎からわかるごみ焼却技術」紹介

発行年月:2017年11月、編著:タクマ環境技術研究会(発行:オーム社)。

エネルギーの世界を変える。22人の仕事

新エネルギー財団の委員会の一つとして廃棄物発電委員会が設置されています。年7〜8回の委員会を開催し、年度末に向けた提言作成、情報収集、勉強会開催など廃棄物発電に関する活動を行っています。筆者は事務局として当委員会に2017年以降、従事していますが、発電、中でも廃棄物発電は全くの初めての経験でした。ちょうどその頃に出会ったのが本書です。

本書は、バイオマス資源活用と環境技術を中心に事業活動を進める(株)タクマの技術者グループ「タクマ環境技術研究会」が著者となり、ごみ焼却技術、関連設備の解説をしています。なお、(株)タクマ様からは当財団廃棄物発電委員会へのご参加もいただいています。

本書の内容は、第一章:廃棄物の基礎知識から始まり、ごみ、ごみ焼却解説、施設、メタン発酵技術など本文は11章。更に付録として廃棄物処理法が掲載されています。各章は見開き2ページにして用語・話題解説をまとめ、左ページに解説、右ページに図表という構成。全体的に簡潔な記述で、初心者にもわかりやすい内容です。例えば、初めに紹介した当財団の廃棄物発電委員会活動に関連した記述が8.8「ごみ発電のゆくえ」にあります。1)地球温暖化防止、2)売電、3)実績と今後の目標で構成され、ごみ発電の意義として、未利用エネルギー活用により、火力発電所の負荷低減、化石燃料使用削減、二酸化炭素量低下を実現することなどが挙げられています。また、今後のごみ発電効率向上策にもページが割かれています。

令和元年度に作成した廃棄物発電委員会提言はこれまでと同様に施設設備利用率向上を取り上げていますが、具体的な内容として、・地域の混合処理推進、・廃プラ適正処理を提言。更に、廃棄物発電施設を地域活用電源としての有効利用することを提言しています。本書は地域創生を目指す地域エネルギーの重要な担い手である廃棄物発電の基礎を知るために最適なものと言えます。

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