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2050年カーボンニュートラル実現に向けた取組(その6)
~関西電力~

関西電力は2021年2月に公開した「ゼロカーボンビジョン2050」の中で以下を宣言している。

  • 関西電力グループは、持続可能な社会の実現に向け『ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー』として、安全確保を前提に安定供給を果たすべくエネルギー自給率向上に努めるとともに、地球温暖化を防止するため発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロといたします。
  • さらに、お客さまや社会のゼロカーボン化に向けて関西電力グループのリソースを結集して取り組みます。取組みを進める上では、お客さまや、ビジネスパートナー、国や自治体、研究機関等と積極的に連携いたします。

具体的な取組み内容については以下の通り。

  1. 「ゼロカーボンビジョン2050」取組みの3つの柱

    関西電力グループは、2050年のゼロカーボン社会実現に向けて「ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー」としてグループのリソースを結集するとともに、お客さま、ビジネスパートナー、国や自治体、研究機関等と連携して、次の3つの柱に取り組む。

    「ゼロカーボンビジョン2050」取組みの3つの柱
  2. ②サプライサイドのゼロカーボン化に関して

    安全確保を前提に、全ての電気をゼロカーボン化し、エネルギー自給率向上による安定供給や経済性を同時に達成できる電源の最適な組合せの実現を目指す。

    分散型エネルギーリソースの活用やレジリエンスの強化等、多様化する社会ニーズも踏まえて再エネを最大限導入・主力電源化し、それを可能にする送配電系統の高度化、出力安定性に優れエネルギー密度が高い原子力エネルギーの安全最優先を前提とした最大限活用、再エネ大量導入に必要な調整力等に優れた火力のゼロカーボン化に取り組む。さらに、国際的なゼロカーボン化に貢献する。

    サプライサイドのゼロカーボン化に関して

また、ゼロカーボン社会の実現に向けた送配電事業については、電気を安全・安定的に届けることを前提に、送配電事業が持つ技術・ノウハウ・資産を活かし、デマンドサイドとサプライサイドの取組みを加速させるとしている。

「ゼロカーボンビジョン2050」取組みの3つの柱
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