サステナビリティについて、うんこ先生と学ぶ「うんこ 食とエネルギードリル」

一般の人々、特に小学生に対して、再生可能エネルギーをどうやって伝えるかというのは、非常に難しい課題である。どうしても難しくなりがちで、優しい言葉で伝えにくい「エネルギー」というテーマを子供たちに興味を持って取り組ませるため、人気キャラクターを用いるというのは、よく使う方法ではあるが、ここで紹介する手法は、学びのキャラクターとして定着している「うんこドリル」を用いることで、違和感なく興味を持って子供たちが受け入れることのできる「目の付け所がよいツール」ではないかと考える。

ヤンマーホールディングス株式会社は、株式会社文響社とコラボレーションにより、小学生が「食」と「エネルギー」のサステナビリティについて楽しみながら学べる「うんこ 食とエネルギードリル」の冊子およびオンラインゲームを制作し、9月1日に公開した。

近年、農業分野では、就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱えている。また、エネルギー分野では、異常気象などの自然災害が増加する中、持続可能かつ環境にやさしく省エネルギーで安心できる暮らしが求められる世の中へと変化している。

「うんこ 食とエネルギードリル」は、そんな課題を解決するための「スマート農業や食料生産、エネルギーの持続可能性」をテーマにした、子どもたちが楽しく学べるコンテンツである。今回のコラボレーションで制作された全コンテンツは、特設サイトにて体験することができる。

本件では、「うんこ」と「エネルギー」をコラボさせ、家畜の「うんこ」から「バイオマスエネルギー」を作ることができるという「再生可能エネルギー」の説明に違和感なくつなげている。なぜか子供は「うんこ」が好きなので、楽しみながら取り組むことができている。

個人的な見解となるが、再生可能エネルギー広報を担当する者として、「うんこ先生」をコラボキャラクターとして選定した点はとても評価できると感じる。