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太陽光発電主力電源化推進技術開発について

今年7月30日、NEDO2020年太陽光発電主力電源化技術開発(委託・共同研究・補助)事業採択結果が発表された。これには、太陽光発電が日本の主力電源として成長していくために必要な要件のうち、主に技術的なものを整備・開発していこうとするものである。現在の日本における太陽光発電の普及状況を踏まえて、新たに日本の建築物の事情や構造、社会的背景を踏まえた技術等の開発を目指すものになっていて、かつての変換効率向上を目指したPV特性技術開発から着眼点を変えた、これから日本の主力電源として成長していくために必要な技術の開発、言い替えれば新たに現在の社会的なニーズに対応した技術開発あるいは非連続のイノベーションの創出を行うことにより、その成果により新たな市場開拓、普及拡大を目指そうとしている。

開発期間は個別プロジェクトにより異なると思われるが、最長は5年間になる。2020年~2024年、2020年予算は33.2億円である。もし、5年間予算化が継続されれば、総額150億円~200億円規模になる。

テーマの細目は、

  • Ⅰ太陽光発電の市場創造技術開発
  • Ⅱ太陽光発電の長期安定電源化技術開発
  • Ⅲ太陽光発電の先進的共通基盤技術開発
  • Ⅳ太陽光発電の動向調査

の4項目から成っていて、従来から研究・産業・再エネ政策文献で見受けられる主だった関係者がそれぞれのテーマ分野で委託、共同研究あるいは研究助成の形で開発促進を目指している。産、官、学の総力で普及促進していきたいとする感がある。

この成果の活用先について想定してみると、1次的には、PV製造事業者、建築関係事業者、PV発電設備管理運用事業者、リサイクル事業者、系統運用事業者で、2次的には、政策当事者、太陽光発電設置・運用者、保険・金融関係事業者などが考えられる。

今回のNEDO採択事業が推進されて、その成果が太陽光発電利用者のニーズを踏まえた、太陽光発電設置者に魅力あるものとして提供され、太陽光発電が日本の主力電源としてさらに普及促進されていくことが期待される。

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