新エネルギー財団会長賞 導入事例の部

東京都  株式会社ジェイウインド東京
 

受賞のポイント
これまでの大規模ウインドファームの建設とは異なり、大都会の中心部に導入することで都心における自然エネルギーのシンボルとして、都民や事業者への広報・啓発効果を高めたことと、自治体の税制優遇による導入・普及への積極的姿勢とが特に高く評価されました。

機器・システム等の概要、特長
 “東京風ぐるま”は、地球温暖化対策として、風力発電施設の建設及びその運転によって都民及び事業者に対する普及啓発を進め、化石燃料に依存しない自然エネルギーの利用促進を図ることを目的とした事業で、東京臨海部の埋立地に出力850kWの風力発電機を2基建設し、運転しています。

■ 臨海メガロポリスが産み出す自然エネルギー
 国際的なメガロポリスでの、本格的な風力発電事業は世界的に見ても珍しく、多くのエネルギーを他県に依存している東京から、自然エネルギー事業を起こしたことは、多方面の注目を集めています。

■ 官と民の新しいビジネスモデル
本事業は東京都と民間企業による風力発電初の協働事業であり、両者で風車の建設、発電、及び普及啓発を行っています。民間事業者は、公募により選出された豊田通商(株)及び電源開発(株)の2社で、事業会社として(株)ジェイウインド東京を設立しています。
都は、風車建設用地の準備及び固定資産税の減免措置を行ない、事業者は、建設費及び保守運転費の低減努力を行なった結果、民間事業としての採算性を確保し、官民協働の新しいビジネスモデルを確立しました。

■ 臨海部のランドマークと普及啓発
“東京風ぐるま”は、台場地区から遠望され、羽田空港に降立つ飛行機の窓からもよく見えます。また、年間5万人余りの生徒が来訪する廃棄物埋立処分場に風車の見学場を作り、有明水素ステーションとのセットで見学コースを作っています。更に、多くの人々が風車を身近に感じられるように、運転状況及び風車のねらい建設状況普及啓発の実績などをホームページで公開しています。

■ 発電所概要

所在地 東京湾中央防波堤内側埋立地
事業期間 20年間
発電所出力 1,700kW(Vestas社製,850kW×2基)
年間平均風速 約5.4m/sec(設備利用率約16%)
年間発生電力量 約250万kWh(一般家庭約800世帯分に相当)
二酸化炭素削減量 1700t・CO2/年(石油火力換算)

新エネ大賞

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