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ネスレ ジャパン グループ |
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連絡先 ネスレ ジャパン グループ コーポレートコミュニケーションズ
〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通7-1-15
ネスレハウス
TEL.078-230-7050 FAX.078-230-7100 |
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液化天然ガスの気化熱を利用した吸気冷却装置と排熱回収ボイラからの排熱の有効利用を組み込んだシステムは他に先駆けており、冷熱の有効利用と効率の高さが今後の同種システムの普及拡大に寄与するものと期待される。 |
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活動の概要
ネスレ
ジャパン グループは、クリーンな新エネルギーである液化天然ガス(LNG)の特性を最大限に活用した、画期的なコージェネレーションシステムを導入しました。様々な最新テクノロジーを駆使することによって、エネルギー効率92%、最大発電効率37.4%、省エネルギー効果5,571kL(原油換算)、CO2削減効果年間32,183t(火力平均、約6,700世帯の年間CO2排出量に相当)、NOx/SOx削減効果年間131t/730t、立案時経済効果の年間約2.7億円を上回る削減の見込みで、エネルギー改革を環境負荷の低減及びコスト削減と共に実現させました。ネスカフェ製品を製造する姫路工場で2004年3月より稼動しています。
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LNGサテライト及び冷熱有効活用
LNGを陸上輸送して工場内に設置したサテライトに備蓄し、燃料として気化させる供給システムです。敷設ガス管式供給型と比較してガス昇圧機が不要で、総エネルギー消費とCO2排出量を大幅に抑えることができます。さらに、LNGの冷熱活用による吸気冷却が可能となってガスタービンの出力を最大10%(約500kW)増加させることができました。このLNGサテライトと冷熱有効活用は、ガス導管のインフラが未整備な地域での応用が可能です。
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多段背圧蒸気タービン
工場では製品品目及び季節に応じて、電力・蒸気負荷は大きく変動しますが、蒸気発電機をガスタービン発電機と同軸に設置する技術に加えて多段背圧蒸気タービンを採用することにより、工場の電力と蒸気の変動に応じた大幅な熱電可変(熱電可変率1.20=6,000kW/5,000kW)を可能にしました。
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排気再燃バーナ及び排熱の有効活用
ガスタービンの排ガス量変動に対応できる排気再燃バーナの制御技術を初めて開発しました。今回採用のガスタービンはNOx対策の希薄予混合燃焼方式で排ガス量が大きく変動するため、その変動量に応じた最新カスケード制御を開発し、安定した追い炊き燃焼をNOxの低減と共に実現しています。さらに、この排熱回収ボイラーからの排熱を冷熱活用後のLNG気化器への熱源として有効利用しています。これら最新の技術を駆使し、システム全体のエネルギー効率を高めて最大92%を達成しています。
※備考:効率はすべてLHV基準による
設 備 仕 様 |
LNGサテライト |
50kL x 2基、冷熱利用型 |
ガスタービン |
5,000kW(最大5,500kW)
希薄予混合燃焼方式
蒸気タービン・発電機との 一軸連結パッケージ型 |
蒸気タービン |
1,450kW + 300kW
多段背圧タービン x 2基 |
発電機 |
6,950kW + 300kW |
排熱回収ボイラ |
40 t/h 排気再燃型バーナ |
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